

・何かのリーダーの立場で悩みがある人
・ディズニーの経営者について知りたい
こんな方へ向けて、ディズニー好きの私が分かりやすくご紹介します。
ウォルト・ディズニー・カンパニーにて、2020年2月25日までCEOであった「ロバート・A・アイガー」通称ボブ・アイガー氏自身が執筆された本です。2020年2月25日以降は、取締役会長兼会長になっています。
この本は、リーダーとして大切な10の原則をロバート・アイガー氏自身の経験を元に紹介する本です。10の原則は冒頭に書かれており、大部分は、ロバート・アイガー氏の経験をストーリー仕立てに書かれています。
まず何といっても知っておいていただきたいのは、この方はめちゃめちゃ凄い事をしています。
- ディズニーの絶不調気から立て直した人
- アナ雪やラプンツェルなどの映画が公開されていた時のCEO
- トイ・ストリーなどで有名な、ピクサー社買収
- アベンジャーズで有名な、マーベル社買収
- スターウォーズで有名な、ルーカスフィルム社買収
- タイタニック・アバターなどで有名な20世紀フォックス買収
そしてiphoneなどを生み出したapple・ピクサーの創業者スティーブジョブズからも信頼されていた人物です。
特に、ディズニー長期低迷時から復活を遂げたことは物凄く大きい
美女と野獣やライオンキングなどヒット作を連発した時代からラプンツェルが公開される間ぐらいまでの期間ディズニーは長期低迷に陥っていました。他企業から敵対的な買収をされるところまで行っています。
しかし、今は世界屈指のエンターテインメント企業になりました。これを成し遂げたのがロバート・A・アイガーです。
ディズニー大好きな私からしたら神です。この本は、リーダーとしての考え方を身に付けられるだけでなく、ディズニー好きの人にしてみたら聖書です。(笑)
この本をおすすめしたい人
- 私(笑)のようにディズニー好きの人
- 何かしらのリーダーの立場にある人
- ビジネスマン、経営者
本書の構成
大きく分けでプロローグ、第1部、第2部の構成になっています。
構成からすると「ビジネス・ビジネス!」という感じがしますが、ストーリー仕立てになっているため、とても読みやすいです。
ビジネス本として読みたい方にも、ディズニーの歴史を読みたい方にもおすすめできます。
プロローグ
何とプロローグでいかいなり10の原則のすべてを紹介しています。
普段からビジネス本を読んでいる人なら、「知っているよ」「わかってる」という部分が多いかもしれません。
しかし、最後まで読んでこそこの10個の本当の奥深さを知ることが出来ます。
第1部:学ぶ
第1部では、ABC放送の下っ端時代から、ABC放送のCEOそして、ディズニーでのNo2になるまでについて触れています。
どのようにしてロバート・アイガー氏が神的存在に慣れたのかを知ることが出来ます。
- 第1章:下っ端時代
- 第2章:大抜擢
- 第3章:首位奪還
- 第4章:ディズニー入社
- 第5章:ナンバーツー
- 第6章:内紛
- 第7章:後継者選び
第2部:導く
第2部は、ロバート・アイガー氏がCEOになってから今に至るまでの流れをリアルに描いています。
どうしてピクサーを買収できたのか。どうしてディズニーを立て直すことが出来たのか。なぜマーベルを買収したのを知ることが出来ます。
- 第8章:最初の100日
- 第9章:ピクサー買収
- 第10章:マーベル買収
- 第11章:スターウォーズ継承
- 第12章:イノベーションか、死か
- 第13章:正義の大小
- 第14章:未来への布石
- 付録:リーダーの原則
さて下記より、本の内部の紹介に入っていきます。
特におすすめのポイントのみ紹介しますが、実際に読んで知りたい方は下記にてご参照ください。
ディズニーCEOが実践する10の原則のおすすめポイントを紹介
真のリーダシップに必要な10原則からピックアップ
冒頭に書かれている、10原則の中で特に良いなと思った3つを紹介します。項目の詳細は要約しています。
- 前向きであること
どんなに辛い状況でも、リーダーは悲観的にならずチームを活気づける事 - 勇気を持つこと
勇気がなければリスクをとれない。失敗を恐れると想像性は破壊される。 - 好奇心を持つこと
いつも好奇心を持つこと。そうすることで、新しい考え方・出会いに繋がる。そしてイノベーションにつながる。
ルーン・アーリッジ氏との出会い
ロバート・アイガー氏は、ABC放送というアメリカの主要放送局に入社します。
その中で紆余曲折あり、ルーン・アーリッジ氏というABCスポーツ部門のトップ、帝王と呼ばれていた人の元で仕事をします。
ルーン氏は、むちゃぶり気質があり放送直前で、修正を依頼したりします。しかし、それは放送に対して妥協をしない人という事でした。
ルーン氏の口癖は「もっといいものを作るために、必要なことをしろ」。
これは、「どんな犠牲を払っても無茶をしろ」というパワハラではなく、「時間がない」「気力がない」などの妥協をするなという事です。
ディズニー社の立て直し
ロバート・アイガー氏がいたABC放送はディズニー社に買収されます。それによりディズニーの幹部となり紆余曲折を経てCEOになります。
その当時、ディズニーは業績は悪化。ピクサー社の大躍進で長期低迷に陥っていました。そんな中、白羽の矢が立ったのが「ロバート・アイガー氏」でした。
ロバート・アイガー氏は、CEOになるため、ディズニーを立て直すために、3つの方針を提案しました。
これが、今の素晴らしいディズニー社に復活させた方針です。
- 良質なコンテンツを作り出すことにお金と時間をつぎ込むべき
- テクノロジーを最大限活用すべき
- 真のグローバル企業にならなければならない。
ディズニー社の本質的な価値・強みはコンテンツだと定義し、テクノロジーを駆使して最大化し、またテクノロジーを使い世界中に届けるという極めて単純ですが大切なことを、しっかり定義し導いたからこそ、ここまで成長できたのだと思います。
私が読んで、印象に残った言葉
リーダーは純粋に謙虚な気持ちで仕事と人生に取り組まなければならない。
引用:ディズニーCEOが実践する10の原則
私が成功できたのは、ひとつには努力したからだが、それ以上に多くの人たちの努力と支えとお手本があったからであり、私の力の及ばない運命のいたずらに恵まれたおかげである。
リーダーは、自分の手柄を自画自賛したくなるものです。
私も、リーダーの立場として、自分の手柄は自分をほめたくなります。しかし、実際には多くのメンバーがいてこそ成功を収めることが出来ます。
最後に
この記事だけではまだまだ紹介しきれない部分が多くあります。
例えば下記のようなもの
- ピクサー社のCEOスティーブジョブズはディズニー社を恨んでいたが、ロバート・アイガー氏を信頼し買収を了承した話
- マーベルの買収から成功までの話。
- ロバート・アイガー氏の前任、マイケル・アイズナー氏の葛藤
是非お勧めなので読んでみてくださいね。
この本と合わせて読みたい本:Pixer
ピクサー側からディズニーに買収されるまでの葛藤を描いた本です。
今回紹介したディズニーCEOが実践する10の原則では、ディズニー視点です。両方見ることによってより楽しめる事間違いなしです。
またこの本は財務の面にも多く触れています。財務戦略という経営の勉強としても役に立ちます。
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