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【失敗の科学】の書評・要約まとめ。失敗を徹底的に分析した社会人必読書

【失敗の科学】の書評・要約まとめ。失敗を徹底的に分析した社会人必読書
失敗の科学の書評・要約をしりたい
失敗の科学の要約まとめを知りたい
失敗について学びたい

こんな方へ向けて、分かりやすくご紹介します。

「失敗の科学」は、イギリス「タイムズ」紙の第1級コラムニストのマシュー・サイド氏による著書です。

空港業界は事故を起こす確率は物凄く低くなっている一方、医療事故はなかなか減りませんこの差は一体なぜなのだろうか

という問いから、失敗についてトコトン研究された名著です。
戦略と言えば「孫氏の兵法」のように、失敗と言えば「失敗の科学」と言えるほどの名著だと思います。

ビジネスにおいても、失敗というものはとても身近で大切なことです。

しかし、下記のような点に当てはまったり、経験・遭遇したことはありませんか?

  • 失敗が怖い人
  • 失敗を隠す人・隠したことがある。
  • 失敗から学ばない人・失敗から学べていない。
  • そもそも失敗か成功か分からない状況になる人
  • 失敗について「誰が悪い」から始まるように、人のせいにする人
  • 成長できていない人

もし、共感したり、自分で思い当たる節がある人は是非、手にとって読むべきだと思います。

本書は、科学と呼びながらも、結構丁寧でわかりやすい文章です。本が苦手な人でも読みやすいかもしれません。

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本書は7章で構成されています

  • 失敗のマネジメント
    航空業界と医療業界について検証した内容
  • 人はウソを隠すのではなく信じ込む
    人はなぜ、ウソを隠すのか、さまざまな事例を元に解説されています
  • 「単純化の罠」から脱出せよ
    物語・ストーリーが人を欺いてしまう
  • 難問はまず切り刻め
    一発逆転ではなく、百発百点を狙うべき理由を解説
  • 「犯人探し」バイアス
    失敗を人のせいにしてしまう「魔女狩り症候群」について
  • 究極の成果をもたらす マインドセット
    誰でもいつからでも成長できるという事
  • 失敗と人類の進化
    失敗は「厄災」ではない

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「失敗の科学」の要約。特におすすめポイントをご紹介

さて、オススメはキリがないほどできますが、さっそく本の要約をご紹介します。

本の中には、沢山有益な情報がありますが、その中でも特に良いとおもった部分をご紹介します。

  • 要約その1:失敗が少ない航空業界と、失敗が多い医療業界は何が違う?
  • 要約その2:人はウソを隠すのではなく信じ込んでしまう
  • 要約その3:失敗を最大限活かすためには、小さな失敗を高速で行う事!

それぞれご紹介していきます。

失敗が少ない航空業界と、失敗が多い医療業界は何が違う?

ポイント

  • 失敗はオープンループクローズドループというものがある。
  • オープンループは、失敗をチャンスと捉え反省・分析し改善を行っていくという好循環が生まれるもの。
  • クローズドループは、失敗を隠して学ばないため、失敗から改善されなる循環が生まれないもの。

航空業界は、100年ちょっと前に飛行機が開発されてから出来たまもない業界です。1912年にはアメリカのパイロットの半数が航空事故で命を落とすぐらいの業界でした。金属が空を飛ぶのですから、難しいことです。

しかし、近年は世界で年に3500万回以上飛行機は飛んでいますが、死亡事故はほんのわずかしかありません。

一方で、米医学研究所の調査レポートによると医療業界の場合、アメリカでは毎年4.4万~9.8万人が本来は生きる可能性のあった医療ミスにより死亡しているそうです。

航空業界も、医療業界も人の命を守るために必死で仕事をしています。誰も悪気のある人はいません。

しかし、なぜか医療業界は失敗を隠すことが多いです。

この差は何なのか。

それが、オープンループとクローズドループという環境・習慣などの違いです。

航空業界は、ブラックボックスという音声を録音したりし、死亡事故であっても徹底的に分析し同じことが2度と起きないように対策を徹底する習慣があります。

一方で、医療業界の場合、失敗を隠し分析をしない習慣があるそうです。

航空業界のような失敗を活かすことをオープンループと呼び、医療業界のように隠す習性があることをクローズドループと呼びます。

この差によって、航空業界は安全と言われ、医療事故は減らないのだそうです。本書では実際のストーリーにそって具体的に記載されています。

人はウソを隠すのではなく信じ込んでしまう

人は、失敗の責任を追及されると、言い訳をしたり事実から目をそらしたりしてしまいます

そして、失敗を認める苦痛を避けるために、失敗がなかったと思い込む・信じ込んでしまいます。

特に自覚症状がない「認知的不協和というものは、心のそこから失敗がないと信じ込んでしまいます。

日本の学校のいじめ問題はまさにこの例

本書には書かれていない部分で、私が思った部分です。

例えば、日本の小学校などの「いじめによる自殺」の例が当てはまります。

学校の先生は、いじめが無かったなどと否定することが多いように思えます。これはまさにクローズドループです。なぜいじめが起きたかを分析せず、責任を逃れるために否定してしまうため、一向に対策が取られず繰り替えされます。

そもそも、いじめが起きたら「先生が責任を取れ」など人のせいから始まってしまうため、隠してしまう状況になってしまいます。

いじめで自殺した人がいたとして、誰が悪いではなく何故そのようになってしまったかを考え、徹底的に分析する環境を作ることが大切ですね。

失敗を最大限活かすためには、小さな失敗を高速で行う事!

成功をつかむためには、マージナルゲインという小さな改善の積み重ねが物凄く大事です。

本書では失敗を多く行う重要性について、ある実験が紹介されています。

陶芸教室の初日に、生徒を2組に分けました。

1方は作品を「量」で評価することにしました。もう1方は、「質」で評価することになりました。

量は、とにかく数多く作ればよい点数をもらえます。質は、良い作品を作らなければいけません。

この実験結果、量で評価することになったグループの方が、質も上回ったそうです。

量のグループは、作るたびに改善・経験を積むことができて結果質が高まりました。質のチームはほぼ1発勝負になってしまったため、改善・経験を積めなかったため質が上がりませんでした。

ここで大事なのが、失敗の数です。スポーツ選手も上手くなるには、数えきれないほどの失敗をして上手くなっています。

質を極めるためには、量が大事という事であり、それを高速に行うことが大事だそうです。

失敗について成功者とそうでない人は考え方が異なる。

成功を掴む人と、そうでない人は失敗への向き方が根本的に違うと説いています。

  • 成功者:失敗は欠かせない!
  • その他:失敗は、ダメ。あるいは「してもよい」

成長していく企業は、失敗・ミスする事を恐れずミスを奨励されます。また、失敗しても非難されないため、ミスを隠さず素早く学ぶことができます。

成長できない企業は、失敗を非難し、恐れるため、隠蔽やそもそも失敗確率の高い仕事をしないなど手抜きが増えてしまいます。

成功したければ、とにかく失敗を認め、そこから沢山学びどんどん改善しなさいということです。

本を読んで思った、航空業界と医療業界の失敗の本質とは

本には書かれておらず私の考えですが、航空業界の場合は死亡事故が起きた場合パイロットもなくなっているケースが多いため、第三者が分析をします。第三者は私も同じようにならないように、或いは客観的な目線で失敗と向き合えます。そのため、オープンループが働きます。

死亡事故が起きない事故の場合は、パイロットは死亡事故と比べると失敗の苦痛が弱くなります。この場合も、次に人を死なせてしまわないように失敗から学ぼうと考えることができます。

一方で、医療の場合、死亡事故を起こしたとき医者も死ぬことはありません。そのため、その責任は医者に追及されてしまうので物凄く精神ストレスがかかります。その結果隠すのだと思いました。だからクローズドループになります。

最後に

私も、昔は誰かが失敗した場合は失敗を否定し、自分が失敗した場合は誰かのせいにしていました。
しかし、それでは何も解決されませんし前に進むことができません。

自分が失敗した場合でも、他人が失敗した場合でも、失敗を称賛し、なぜそうなったかを主体的に考えることが重要だと思います。
そしてそれを、徹底的に分析しスピーディーに改善をしていくことが明日の成功に近づく重要なことです。

是非、明日から沢山失敗して成功に近づいていきましょう。そして他人の失敗を称賛しましょう。

もうこの本は兎に角面白かったです。ビジネス系の本は、有益な情報の中にも、つまらない部分が多いです。しかし本書は、最後のページまで面白く勉強になります。

もし読んで違ったな。と思うことも失敗ですので(笑)是非読んでみることをオススメします。

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その他失敗の参考書籍

本書が失敗とは何かを科学的に教えてもらえる本です。この本を読んだ後には、実際の事例を読むことをお勧めします。今回はそんな関連書籍も併せてご紹介します。

失敗の本質~日本の敗戦原因を徹底的に分析した名著~

少し文章は難しいですが、とっても素晴らしい本です。日本の敗戦について誰が悪いとか、戦争はいけない!といった事ではなく、実直になぜ敗戦したのか。そこから学べることは何なのかを解説している本です。

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世界倒産図鑑~世界の倒産してしまった企業を面白く分かりやすく~

この本は、少し分厚いです。が、とても丁寧に分かりやすくなぜ企業が倒産にまで至ったのかを解説しています。

社会人でなくても理解できるぐらい分かりやすい内容ですのでオススメです。

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当ブログもビジネス向けの有益な情報をお届けしていますのでチェックしてみてくださいね。

ぜひ失敗と向き合ってよりよい明日を目指しましょう!

  • この記事を書いた人

りゅうじ

元ギター講師のWebマーケティング・ディレクター、事業マネジメントや新規事業の立ち上げなどを行う。趣味はディズニー・映画・読書・テニス・野球・芸術鑑賞・寺社仏閣巡り・写真・その他いろいろ。もっと人生を楽しく充実させるために、情報を発信中。

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