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【趣味研究】囲碁は、ビジネスマンにおススメ!大局観や戦略力が付く

【趣味研究】囲碁は、ビジネスマンにおススメ!大局観や戦略力が付く

前回の記事で、将棋が戦略思考を身に付ける良い趣味という事をお伝えしました。
今回は「囲碁」で身に付けられるビジネススキルについてご紹介します。

将棋と同じでしょ?と思うかもしれません。
しかし、大きく違うと思います。

将棋は、相手の王(仕事の目的)を達成するために、駒を活用していくもの。
そして、盤面の中でも主戦場である一部にフォーカスして進めていくものです。

囲碁の場合は、盤面全体をみて、勝つための優先順位を考えて打っていくものです。
将棋と同じく主戦場自体はあるものの、将棋よりも主戦場が変わりやすいものです。

その為、囲碁と将棋では大きく身に付けられる能力は異なると考えています。

私は、将棋の方が良く指しますが、正直囲碁の方が好きかもしれません。
奥深くてめちゃくちゃ面白いゲームと言えます。

今回は、ビジネスマンにとって囲碁がオススメな理由と、魅力をお伝えできればと思います。

囲碁とは?ざっくり紹介

囲碁とは?ざっくり紹介

19×19マスの碁盤で、縦横の交差する地点に、黒と白の石を交互において「陣地を奪い合うゲーム」です。

自分の色の石で、囲んだエリアが自分の陣地となります。縦横の交差する地点1つが1点となります。相手の石を上下左右に囲むと奪う事もできます。

囲碁の初歩的なルールを読むと石を奪う事・奪われないようにする事について書かれている場合が多く、石の奪い合いと勘違いされる方もいると思います。

しかし、基本的に囲碁は多くの陣地を奪ったの方の勝ちで、石を1つも取らないで勝つというケースもあります。

陣地の奪い合いゲームのため、1手1手が、いわば「私の陣地はこの辺りです!」という主張の争いになります。

プロの方が分かりやすくルールを解説している動画です

囲碁は難しくない?

将棋のように1つ1つの駒の動き方を覚える必要がなく、実は物凄く単純なゲームです。

老若男女問わずだれでも楽しめるゲームです。

ただし、相手の陣地がどこで、自分はどこを攻めたらよいのか、あるいはどっちが勝っているのか分かりづらいゲームではあります。

特にプロレベルの囲碁では、何が起こっているのか分からないぐらい複雑になる事も多々あります。

囲碁で強くなるためには、19×19マスといった広大な盤上の、全体を見つつも、部分部分をみて対処していくという大局観というものが重要になります。

難しそうに思えますが、ある程度わかるようになると、全体を見ながら駆け引きを行う点が、非常にやりがいのあり面白いゲームです。

さて、そんな囲碁を行うと、どのようにビジネスに役に立つのか、紹介していきます。

囲碁は大局観を見られるようになる

大局観という言葉は、ビジネスにおいて「仕事の全体像を見て、次の戦略や手を考えていく事」のように使われることがあります。
囲碁では、全体像を見ながら1手1手打つ必要があるため、大局観を養うにはとてもよいゲームです。

そもそも「大局観」とは囲碁や将棋で使われる用語です。

囲碁は19×19マスという大きな盤上の上で、陣地を奪い合うゲームです。
陣地は、1か所で最小2マス分程度になります。それが、あちらこちらに出来上がっていきます。

右上では黒が陣地を取り、左下では白が陣地を大きく取っているなど場所によって状況が変わります。

将棋の場合は、互いの陣が2か所あり、主戦場は1か所であったりします。
しかし、囲碁は、沢山の場所で戦い合うゲームです。

これは、まさにビジネスで見かける光景ではないでしょうか。

経営目線では、A事業は優勢で頑張っている。B事業は、縮小していてC事業はピンチなど。

そんな時に、どれを優先に戦っていくべきか、どのように戦っていくべきか、大局的に見なければいけません。

1ビジネスマンにおいても、クライアントであるA社・B社・C社それぞれに仕事が来た時に、どのように対応していけばよいのか、優先順位などをきめて動かなければなりません。

当ブログでは、RFM分析はF1層と言った、大きく顧客を分類してマーケティングを行うという方法をご紹介しています。

ただし、1つ1つ分けたものに対して、どのように対応していくかは大局観という1つの能力が必要になります。

囲碁を行っていくと、この大局観を身に付けられる事が期待できます。

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判断力・戦略力が身に付けられる

将棋とも似ていますが、囲碁も相手がどのような動きをしていくのか予想しながら、石を置いていかなければなりません。

例えば、相手の石と石の間に、陣地を作ることが出来るのか、戦略を考えて打っていく必要があります。
相手がどのように打ってきて、どのような戦略で攻めていけば陣地を取ることが出来るのか考えなければいけません。

そして、囲碁には王が負けではなく、最終的にどちらが多く陣地を取ったかというように、終わりまで分からないゲームです。(明らかに勝てないという状況で投了はありますが…。

その為、もし陣地を奪う事が出来ないと思った時は、傷を広げないうちに早期撤退も重要になります。

これらも、まさにビジネスに通ずることが多いのではないでしょうか。

新規事業・新たな顧客開拓・マーケティング施策、それぞれ自分たちで新たな市場を見つけていく事が出来るのか、戦略を考えて実行していかなければなりません。

時には、上手くいかない時は、多額の赤字や無駄なコストを出す前に撤退するという勇気も必要です。

このようなビジネス判断は、囲碁と通ずる点が非常に多いです。
囲碁で強くなっていくと、判断力や戦略力を付けることが出来ます。

囲碁の格言もビジネスに役立つ

囲碁で勝つための格言というものがあります。これは、ビジネスにおいても非常に役立つものです。いくつかご紹介していきます。

敵の急所は我が急所

格言の通り、敵の急所は自分にとっても急所であることが多いという事です。

具体的には、ある個所に石を置かれると相手の陣地が無くなってしまうという、急所は逆に言うと相手の陣地となってしまう場所とも言えます。
その場合は、自分にとっての急所と言えます。

ビジネスにおいても、敵の急所が我が急所という事もあります。
ビジネスには、全て収益構造(ビジネスモデル)というものがあり、収益を上げていくためには欠かせないポイントがあります。

取ろう取ろうは取られのもと

囲碁は、相手の石を奪おうと深追いしていくと、反対に奪われるという事があります。

取ろう取ろうとするのではなく、引き際も考えて適度に攻めていく事が重要です。

ビジネスにおいても、シェアを奪おうと必要以上に対応しようとしたり、営業で制約させようと必要以上にアプローチしてしまうという事はないでしょうか。

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引用元:ヤフー囲碁

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さいごに

囲碁は、将棋と比べて日本での人気が停滞していますが、世界的にはとても人気で、物凄く面白いゲームです。

是非楽しんでみてくださいね。

  • この記事を書いた人

りゅうじ

元ギター講師のWebマーケティング・ディレクター、事業マネジメントや新規事業の立ち上げなどを行う。趣味はディズニー・映画・読書・テニス・野球・芸術鑑賞・寺社仏閣巡り・写真・その他いろいろ。将棋はアマ2段。もっと人生を楽しく充実させるために、情報を発信中。

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