仕事で失敗・ミスしない人はいません。
どんな人でも、大小問わず何からミスをしたことがあるでしょう。
ミスするとへこみますよね。悲しいですよね。
上司などに怒られると想像すると嫌だったり怖いですよね。
それは当たり前の感情です。全く悪くありません。むしろ反省する心があって素敵なことです。
でもこの記事を見てくださった方は、精神的に嫌だし何とかしたいと思っていることでしょう。
その為には、チョットした考え方を知る事。その習慣を作ることが出来れば、ミスは怖くなくなります。
むしろミスは大切な仲間のように思えてくるはずです。
今回はそんな、ミス・失敗した時の考え方をご紹介します。
失敗・ミスした時の対処法2つ
失敗・ミスは隠さない事
まず気持ちや立ち直る方法をお伝えする前に大前提として、失敗やミスを認めるのは嫌かもしれませんが、必ず失敗・ミスは隠すのを辞めましょう。
失敗やミスがあるから、改善が出来るのです。失敗を認めないという事は、改善が出来ないという事です。
改善が出来なければ、いつまでもミスが続き、いつまでもミスを隠し、いつまでもミスの悩みから逃れられません。ミスや失敗は正直に認めましょう。
正直に認め正直に謝ることが出来る人こそ、信頼できる人であり改善が出来る人です。
失敗・ミスは、5W1Hで分析しましょう。
ミスした時は、悲しくなったり気分が落ち込みます。
しかし、ミスをしたらまず原因を見つけましょう。
ミスをしてから時間が立つと記憶が変化してしまいます。主観的・希望的観測での原因究明になりがちです。
ミスした時点でまず原因を見つけましょう。
原因を早期に見つけることで、上司などにも具体的に報告しやすくなります。また自分でもミスの原因を速く探せることで、次回への対処方法を考えることが出来ます。
原因を見つける時は、いつ、どこで、だれが、なぜ、なにを、どのようにミス・失敗したのかを分析しましょう。
失敗・ミスした時すぐに立ち直る考え方
失敗・ミスをしたら、成長できる瞬間だと喜ぶ
失敗・ミスは、成長できる最大の経験です。
野球・サッカー・テニス、ギター・ピアノ、勉強ありとあらゆるものは、何度も何度も失敗することで成長できます。あらゆる業界のプロとは、その業界でトップレベルに失敗した人とも言えます。
失敗やミスは、挑戦し・努力しているから得られる経験なのです。挑戦しない人は失敗・ミスをしません。
挑戦した勇気。努力した勇気。失敗というチャンスに喜びましょう。
そして、失敗したなぁと思った時は、「やった!!また成長できる」と思いましょう。
思えないという方は、思えなくても声に出して10回ぐらい唱えてみましょう。兎に角言い聞かせます。
コップに水が半分あって、半分もあるのか。半分しかないのか。考え方で印象は変わります。ミスをしたら、成長が出来る機会と喜びましょう。
ミスをしたら、自分のせいにしない。仕組みのせいにする
ミスの原因は、ヒトではなく必ず仕組みです。
暗算で計算をしたらミスをするのは、その人が悪いのではありません。暗算で計算をしないといけない、してしまう状況が悪いのです。
目の前に、電卓があればミスは防ぐことが出来るでしょう。電卓も押し間違えがあるかもしれません。履歴が残るようにすればさらに間違えません。ダブルチェック・トリプルチェックを行えばミスする確率は減ります。
暗算で計算をミスした人に対して「勉強がたりない」「努力がたりない」と言っていたらミスは減るかもしれませんが、なくなりはしません。
またミスをしたなと思った時、「自分がバカだ」「自分が悪い」と自分のせいにしてしまうと辛いですよね。
自分のせいにして根性で乗り切ろうとして効率が悪いです。自分のせいにする、謙虚な姿勢・優しい人柄は誇るべきですが、自分のせいにして悩むなら仕組みに目を向けましょう。
ただしこの仕組みの中には、ミスをした「あなた」個人の設定が悪いかもしれません。
- 寝坊で頭が回っていなかった。
- 仕事がいやいやで適当にやってしまっていたなど
であれば、そうならないように考えましょう。いやいやでやってもミスをしない仕組みも考えることは大切です。
ミスをして、怒られたら気にしない!感謝!謝りは建前だけ
ここまで、ミスは仕組みが悪い。ミスはチャンスとお伝えしました。
なのになぜ、ミスしたら怒られるのでしょうか。
上司の立場からしたら色々思う所考える所はあります。しかし失敗はいつも仕組みが悪くチャンスです。
ミスに目を向けて改善しようという強い気持ちがあれば、怒られるという行為は無意味です。
まず気にしないようにしましょう。怒られて気にしても何も変わりません。相手の評価も変わりません。
上司もパラハラ上司を除いて、怒りたい人は少ないでしょう。
それでも怒ってくれる人に関しては感謝しましょう。これも思う事が難しいのであれば10回唱えましょう。
謝りは建前で十分です。上司が起るのもミスを防ぎたいからです。上司もミスした人もミスを防ごうと考えているなら、本来怒ることも謝ることも無意味です。
ミスをして、怒られても気にしない状況を作る
それでも、怒られることが本当にいやで、感謝と唱えてもどうにも改善できないという方。
ミスをしても気にならない状況を作りましょう。
なぜ、ミスをして怒られるのが嫌なのでしょうか。
さまざまあると思いますが、多くは叱られることで主に2つでしょうか。
- 精神的に辛い
- 給与など待遇にかかわる評価が下がるのが嫌だ。
何方も根本にあるのは、その会社に依存していて逃げられないという状況がいけないかもしれません。
- 何かあったら転職すればよい。
- 何かあったら独立できる。
このように、逃げられる状況・自分に絶対の自信を付けることが出来たら、怒られても気にし辛くなります。
その為には、普段からスキルアップ、新たなスキル習得など精進していきましょう。それにその努力をすればミスが減るかもしれません。
ミスに厳しい会社は注意
ミスに対し厳しく起こる会社は注意です。ミスに対して厳しい会社の多くは、仕組みではなく「人」にフォーカスしています。そういった会社も成長自体はできますが、会社を率いていた根性でミスを防ぐことが出来た優秀なメンバーがいなくなると一気に崩壊してしまいます。
またミスに厳しい会社は、隠蔽体質にもなりやすくなります。そのような企業で成長は見込めないかもしれません。
ミスをして落ち込んだときの、気分チェンジ方法を作っておく
- テニスで、ミスショットをしたらラケット(ガット)をいじったり、スイングしなおす。
- 野球では、打つ前に一度素振りをする
こんなシーンを見たことはありませんか?
これらはミスした時に気分を落ち着かせる・切り替えるルーティーンです。
仕事をした時も、好きな音楽を聴く。トイレにいく。など切り替えるためのスイッチを作ってみましょう。私は音楽が大好きなので、仕事で大変な時・ミスをしたときは直ぐに音楽を聴きます。一瞬で気持ちが明るくなります。
それでもミスが無くならないのは、逃げたいという証拠?
ここまで対処法や気分の切り替え方法をお伝えしました。
それでも、ミスが減らないし嫌だという方は、そもそもその職業にあっていないのかもしれません。
ミスが多くなる原因の1つとして、その仕事から離れたい・逃げたいという感情が強いという事があります。
離れたい・逃げたいがために、チェックがおろそかになります。
もし、仕事が嫌で・逃げたいと思っている人でミスが多い方は、その業界・職種・会社のどれかにあっていない可能性があります。
その場合は、早めの転職を考えた方が良いかもしれません。
ミスが多く出るほど嫌な状態では、精神的に良くないですし成長もできません。また、一緒に働いている人にも迷惑をかけてしまうかもしれません。
一度いろいろな求人や業界を見てみて、考えてみるとよいでしょう。
最後に
ミスは、嫌なものでもあり有難い物でもあります。どう考えるか・どう対処するかで、成長できるかできないかが決まります。
是非今回紹介した方法を活かしてミスを成長するための道具にしましょう。