ビジネスモデル

【ビジネスモデル】部品・素材ブランディングとは、隠れた成功ビジネス

今回は、部品や素材をブランディングして販売するビジネスモデルについてご紹介します。

イングリーディエントブランディング」とも言われます。

儲かっている企業・ビジネスと言えば、GAFAやトヨタなど大手企業。かつ消費者向けの商品が多いでしょう。しかし、消費者にとって馴染みのないビジネスこそ、堅実で儲かるビジネスであったりします。

一般的に認知度の低いビジネスを知ることで、自分のビジネスにも必ず役に立つことができると思いますので、ぜひ覚えて頂けるとよいと思います。

部品・素材ブランディング(イングリーディエントブランディング)ビジネスとは

ネジなどの部品、日韓問題でも話題となった「フッ化水素」などの素材をブランディングして販売していくビジネスモデルです。主に、その素材・部品を使って製品を製造する、企業・法人向けに販売するビジネス(BtoB)です。

部品や素材が業界で圧倒的な独自性を持ち、シェアとブランド価値を高める事を「イングリーディエントブランディング」と言います。

部品・素材ブランディングビジネス(イングリーディエントブランディング)のメリット

認知度・信用度の高い部品・素材を独自で作ることができれば、大きなシェアを奪え収益性が高くなります

例えば、「インテル入ってる」で有名なインテル社は、パソコンに使われる部品である半導体チップ「マイクロプロセッサー」を製造・ブランディングして企業を大きく拡大しました。

この企業は、「インテル入ってる」という宣伝を一般顧客に届けたことで、認知度が急上昇しました。

今では、インテルのマイクロプロセッサーが入っているPCには、Inter~~のようなシールが貼られており、一般顧客にも素材の重要性を認知させることに成功しました。

現在では、唯一無二と言ってもよいほどのマイクロプロセッサーの企業です。

インテルのこのブランディングは「イングリーディエントブランディング」の代表例と言われています

部品・素材ブランディングビジネス(イングリーディエントブランディング)のデメリット

特徴がない、ただの素材になってしまうと、価格競争に陥る。

基本的に部品・素材を製造する会社は下請け会社であることが多いです。独自の商品を開発することができれば、販売力が向上し大きな収益を得られます。

その反面、特徴がない部品・素材の場合は販売力が低下し、競合との価格競争、顧客からの圧力によって厳しい戦いを余儀なくされます。 一般的なネジやガムテープと言ったものが該当します。

専門用語では、コモディティ化(日用品のようになること)と言います。

素材ブランディングの例:テフロン加工

フライパンには、「テフロン加工・フッ素樹脂加工」が施されているものがあります。

実はこの二つは基本的に同じ素材です。テフロン加工は、デュポン社というアメリカの企業が商標登録したフッ素樹脂加工です。※厳密には、テフロン加工はフッ素樹脂加工を2層・もしくは2層以上にしているものです。

意外と同じ素材なのに、違いを知らない方が多いと思います。

素材でもブランディングできていれば単独の素材のように認知されます。

消費者の多くは、なんとなくフッ素加工が良い!テフロン加工が良い!というイメージで購入されます。まさにブランディングですよね。

もちろん、優れた素材であることは言うまでもありません。

部品ブランディングの例:ギアと言えば、シマノ社

自転車ギアを変えるための「変速機」を生産している企業です。自転車の部品というニッチな市場を攻めた結果、自転車市場で世界の70%シェアを持つ企業です。

自転車界のインテルとも言われ、部品ブランディング(イングリーディエントブランディング)の代表的な日本の企業です。

シマノ社は、「変速機」としては代表的な企業でありながら、他社との競合を避けるために自転車そのものは作らないで発展していきました。1つに特化したからこそ、高い専門性を実現でき、高い競合優位性を確立しました。

最後に

新規事業・企業する時、あるいは投資する時など、馴染みがある企業・業界に足を踏み出そうとします。

そうなると、BtoCという消費者向けのビジネスを考える人がとても多くいます。しかし、こうしたニッチなビジネスでも実は物凄い沢山の消費者の生活を豊かにし、且つ業績を上げていく事が可能です。

最近では「カーボンナノチューブ」や「セルロースナノファイバー」と言われるような素材が注目を集めています。また、AIの発達ではインテルなどの半導体チップ(CPU)ではなく画像処理に特化したGPUが話題になりました。

今後もテクノロジーが進むにつれ、さらに高度な素材・部品が現れてくることでしょう。そういった中で、どのような企業が台頭していくのか注目することによって、ブランディングをより深く学ぶことができると思います。

部品・素材ブランディングビジネス(イングリーディエントブランディング)は、これから本当に楽しみなビジネスです。

  • この記事を書いた人

りゅうじ

元ギター講師のWebマーケティング・ディレクター、事業マネジメントや新規事業の立ち上げなどを行う。趣味はディズニー・映画・読書・テニス・野球・芸術鑑賞・寺社仏閣巡り・写真・その他いろいろ。もっと人生を楽しく充実させるために、情報を発信中。

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