・全然成長できない
・頑張っているのに
このように悩んでいる方へ、大切な考え方と対処法をご紹介します。
私は、某音楽教室でギター講師の経験があり数多くのギター初心者の成長を見て来ました。
ギターと仕事は違うかもしれませんが、成長という点では同じだと考えています。
そんな経験を通じてご紹介していきます。
そもそも、成長で悩んでいるという時点で、努力が出来ている・頑張っている証拠です。
サッカーをやっていないのに、サッカーの技術が伸びなく悩む人はいないでしょう。
頑張っていない人・努力していない人は、成長を求めていないので、「成長できない」とも思いません。
まずは、自分を思いっきり褒めましょう。素晴らしいと思います。
ただ、これだけでは成長できないので対処法をご紹介していきます。
まず、成長できない理由が分かっているか、分かっていないかで大きく考え方が変わります。
成長できない理由が分かるなら実感出来た時点で、成長できている
成長できないと実感できた時点で、大きく成長出来ているという事を理解しましょう。
多くの成長は、自分が描いた目標に近づくと実感できます。
つまり、まず感覚が成長したのち、行動(できること)が成長します。
成長できないと実感した時は、頭が成長できたけれど、行動が成長できていない時です。
…分かりにくいですよね。
音痴の人を例に説明します。 音痴の人の原因は2つあります。
- 自分の発する音が外れているとわからない事
- 自分の求めてる音を技術的に出せない事
音が外れているか分からないというのは、何が正解なのか・どこを目標にしているのか分からない状態です。
どこを目標にしているのか分からなければ、そこに音を合わせることもできません。
どんなに歌の上手い人でも、1度も聞いたことのない・楽譜もない曲を歌えと言われたら無理でしょう。
極度の音痴の人は、目標である音と自分の音の差が分からないため、音痴である事すら自覚できないのです。
厳密には、録音して客観的に聞けばわかるけど、自分の発した音が分からないという現象です。
自分の発する音に耳を傾け、感覚的に音が外れているかあっているかが分かるようになると、自分の音痴のレベルが分かるようになります。
この段階では、自分のレベルが分かるのに、改善が出来ていない状態になります。
「成長できていない」と実感するポイントです。
成長するためには、音を合わせる技術を身に付ければよいのです。
自分の音が分かるようになれば、意識して練習すれば必ず音痴は治ります。
※声楽の記事ではないので細かい所は省きます
仕事においても、成長できないと思った時点で、自分の立ち位置・自分の状況を客観的に感じる事が出来るようになっているため、成長できているのです。
あとは、何が足りないのかを考えて、努力をするという事です。
成長できない理由が分からない場合の考え方
これは、音痴の方でいう、自分の発する音が分からない状態です。
音痴の人も録音した音源を聞くと音痴差を理解できます。
- 営業ならば録画してみる
- デザインなど成果物であれば他の人と比べてみる
- 他の人に評価をしてもらう
など、第三者視点の意見を聞いて、まず自分の何が悪いのか何が課題なのかを明確にしましょう。明確に分かれば、まずは成長できたということです。
悩む前に、努力量を増やしてみる
成長できないケースの1つは、単純に努力量が足りていないという事があります。
自分では「頑張った」「こんなにやった」と思うかもしれませんが、自分で限界を作っているだけかもしれません。
アフィリエイターと言われるブロガーも、成功するためには100記事書くことが1つのハードルと言われています。
ほとんどの人が100記事に到達する前に辞めてしまいます。
辞めてしまう理由はさまざまありますが、何かしら限界を感じやり尽くさないで止まってしまいます。
もちろん、まったく勝機がないまま続けるようなことはいけませんが、安易にハードルを決めてしまうと、成長機会を失ってしまいます。
まだやり切れる、まだやり切っていないのであれば、努力量を増やしてみましょう。
とにかくインプットしてみる
情報化社会と言われる昨今、伸び悩んでいる部分・成長できないと感じている事と同じ経験をしている人はかなりの確率ていて、新聞・雑誌・本・ブログ・SNS何かしらで公開していることがあります。
とにかく悩んでいる部分に関する事を調べてインプットしてみることが重要です。
インプットする時には下記の点を意識しましょう。
- 自分の悩みにあった情報をインプットする
- インプットは1つではなく、本であれば2冊以上は読んでみる
- 少しでも参考になったらすぐさま実践してみる
自分の悩みにあった情報をインプットする
当たり前ですが、成長できないと思っている部分を解決できそうな情報を探します。
気を付けなければいけないのが、「営業がうまくいかないから、営業の本を買う。」というパターンです。営業でも、メール・架電・商談、フォローと業務ごとに分けられたり、新人・マネジメント・経営とポジション別に本があります。
これらを区別せずに、読んでしまうと参考にならない場合もあります。
また場合によっては営業本ではなく、心理学や経済学・自己啓発などの本の方が合うかもしれません。
本当に悩んでいる分野にしぼりましょう。
インプットは1つではなく、本であれば2冊以上は読んでみる
インプットは出来れば2冊以上読んでみることをお勧めします。2冊とも言っていることが真逆であれば、自分にあった方を考える必要があります。同じことを言っていたら本当に正解かもしれません。
2冊も読むのが辛いという方は、1冊ずつ全部読むのではなく、自分の悩みにあったポイントだけを読むというのも良いでしょう。
少しでも参考になったらすぐさま実践してみる
インプットしたら、とにかくアウトプットして早く実践して早く改善しましょう。
また、アウトプットしてみることで、理解度が増し、長期的に身に付けられる可能性もあります。
成長できない仕事とは関係ない事をしてみる
成長できない時は、1つの固定観念・考え、1つの世界しか見ることが出来ていないケースがあります。
一度、まったく違う分野の世界や仕事に飛び込んでみることをお勧めします。
これは「アナロジー思考」という効果を発揮します。
例えば、回転ずしは、ビール製造工場のベルトコンベアを見てひらめいたと言われています。
お寿司屋の世界しか見ていなければ思いつくことはありません。
一度、その仕事から離れてみて全く違うものを経験・インプットすることで新たなひらめき・考えを得ることが出来、さらなる成長が出来るかもしれません。
具体的には、まったく異なる仕事もですが、趣味・遊び・旅行など全く違う環境に身を置いてみる事です。
さいごに
- 成長できないと感じた瞬間こそ、成長できている証
- 自分で安易に限界を決めず、とにかくインプットしてみる。
- 時には、違う世界に飛び込み新たな価値観・視点を身に付けることが大切