目標が達成できない。
このような悩みを持っている方は多いと思います。正直 私も同じです。
今回は自戒の念も踏まえて、仕事にもプライベートにも役立つ、失敗・挫折をしないための目標設定方法をご紹介します。
言うまでもありませんが、ビジネスも勉強も、何かを目指す・達成するためには継続できるかどうかが重要です。 しかし、継続することは本当に難しいですよね。
失敗や挫折をしないためには、根性ではなく目標の設定方法が重要です。
ぜひ、最後まで読んで実践していただければと思います。
目標を立てる目的を明確にし、文章にする。
目標は何のために達成するのでしょうか。
なぜ達成しないといけないのでしょうか。
明確ではないと、壁に当たった時、何で頑張っているのか分からなくなってしまいます。
例えば「体脂肪率を一桁にする」という目標が目的になってしまうが人います。
毎日 体脂肪率を一桁にしてどうなりたいのでしょうか。
ボディービルダーのようになりたいのか、痩せたいのか。はたまた健康になりたいのか。
具体的にしないと「体脂肪率を落とすこと」が目的になってしまい、 本来の目的の達成からほど遠くなる場合があります。
営業の架電では、「営業リストを1週間で全部架ける」という目標を設定すると、本来受注やアポイント獲得が目的のはずなのに、ただ数をこなすことが目的になってしまう場合があります。
目的を常に忘れずに、何のために目標を達成しなければいけないのか明確にしましょう。またできれば文章にしましょう。文章にすることでより具体的になりますし、毎日見返すこともできます。
今回の例でいうと下記のようになります。
- ボディービルダーで優勝するために、体脂肪率を一桁に落とす必要がある。
- 今月中に売上を〇円上げるために、アポイント獲得が〇件必要。そのため、今週中に営業リストを架電しないといけない。
より具体的で論理的な文章にしましょう。
コンフォートゾーンから離れる理由を作る。
下記3つの中で、一番勉強に身が入るのはどれでしょうか。
- 何点だとしても全く問題ないテスト
- 100点満点で、平均点50点のテストで、40点以上取らないといけない時。
- 100点満点で、平均点50点のテストで、90点以上取らないといけない時。
いかがでしょうか。ほとんどの皆様が2だと思います。
1は何点とっても問題ないため、リスクや不安がありません。そのためやる気が起きづらくなります。
このような状態をコンフォートゾーンの中に入っている状態と言います。
3はかなり焦ります。焦りすぎてテスト受けることをあきらめたり、先に言い訳を考えるようになります。これはパニックゾーンに入っている状態です。
2は、その中間で、頑張らなければいけないけど焦るほどではない状態。これをコンフォートゾーンから離れている状態で、一番頑張ることができる状態です。
学校のテストだと、落第・留年・赤点など分かりやすい問題がありますが、趣味やダイエットなどは諦めたからと言って、大きく問題になることはありません。 仕事でも達成してもしなくても評価が変わらなければ頑張り続けることは難しくなります。まさにコンフォートゾーンの中に入っている状態なのです。
コンフォートゾーンから離れるためには、何か適度な不安・焦る状況を作ることが重要です。
コンフォートゾーンから離れるための方法。
1:お金などリスクをかける。
思い切って高いお金を払って道具を買うなどです。10万かけて買ったんだから諦められないなどと思えたらベストです。
心理学でサンクコスト効果と呼ばれるものがあります。1度コストを払ったら赤字だったとしても辞められなくなる効果です。これを有効活用できると努力を継続し目標を達成することができます。
2:ペナルティを作る。
例えば、目標を達成しないと毎月赤字がでる。お金が無くなる。などのリスクを負うと程よくコンフォートゾーンから抜け出すことができます。
3:誰かに宣言をする。
目標を友人や誰かにも伝えましょう。伝えることによって、責任やプレッシャーを感じ程よくコンフォートゾーンから抜け出すことができます。最近ではTwitterで「本日の積み上げ」というハッシュタグで「今日は〇〇をする!」と宣言している人がいます。まさにコンフォートゾーンから抜け出すための良い方法の1つです。
目標はSMARTの考え方が重要
「単純に体重を落とす。成績を上げる。」などは明確な指標があります。しかしビジネスなどの場合は、明確な指標を設定し辛い場合があります。
目標設定の制度を上げるためには、SMARTというフレームワークを使いましょう。それぞれ頭文字をとっています。
- S:Specific 分かりやすく具体的
- M:Measurable 測定できること
- A:Achievable 達成できること
- R:Result-based 成果・実績に基づいていること
- T:Time-line 期限があること
S:Specific 分かりやすく具体的
例えば、数学のテストで点数を伸ばしたい場合、「一次方程式を理解する」という目標ではいけません。 理解するとはどういうことなのか。曖昧でわかりづらいです。「一次方程式の問題集で、正答率100%を目指す」など具体的でわかりやすいものに設定する必要があります。
M:Measurable 測定できること
前項と似ていますが、数字などで測定できることが重要です。今の達成度がどれぐらいで、いつ達成したか分かるようにしましょう。
ビジネスにおいては、数字を使った指標を目標設定するまでは簡単かもしれませんが、その指標が様々な要因と絡み合っていて結局よくわからないといったケースがあります。 他に要因が入らないような指標し、測定して判断しやすい状態にしましょう。
A:Achievable 達成できること
コンフォートゾーンの話にも近いですが、明らかに達成できない目標は挫折してしまいます。達成できる見込みのある目標にしましょう。
目標が高い場合
例えば、3か月で10kg痩せたいのであれば、今週は0.5kg痩せる。そのためには、30分走る。など小さく達成できる目標を積み上げると、高い目標に到達するようにしましょう。
ゲームのような感覚で目標達成することができます。
R:Result-based 成果・実績に基づいていること
新規事業立てる時に、ものすごく時間をかけて計画を立てる人がいます。
100%に近く実現しません。やったことない事に計画を立てていても、実際どうなるか、目標の距離感がわかりません。成果・実績に基づいて根拠のある目標にしましょう。
どうしても、成果・実績がなく目標を立てる場合は、競合や市場調査・経験者へのヒアリングなどなるべく、成果・実績に近い数値になるようにしましょう。
T:Time-line 期限があること
この項目は説明不要ですが、必ず期限を決めましょう。「なるはやで!」みたいな目標では結局やらなくなる可能性があります。必ずいつまでにできるか期限を決めましょう。
最後に
- 目標を設定する、目的を具体的に明確にしましょう。
- 目標はSMARTのフレームワークを使い明確で・測定しやすく・達成可能な数値にしましょう。