ビジネススキル

ROIとは?メリット・デメリットを理解して成果を上げる事が大切

ROIとは?メリット・デメリットを理解して成果を上げる事が大切
・会議で、1人の意見に流されて決まってしまう。
・費用対効果は出るの?
・ROIはどうなの?

新規事業、ツール・設備の導入など、事業は何かに投資・リスクをかけて、より大きな利益を生むものです。
そんな時に、しっかり投資した分以上の利益を出せるかの指標として用いられるのがROIです。

ROAやROE・ROAS・ROMIなど、RO+アルファベットのビジネス用語は沢山ありますが、従業員レベルで一番使われるのがROIだと思います。

ビジネスにおいて、知っておかなければいけないと言えるほど、重要なものなので抑えて置きましょう。

ROIとは?

ROIは「Return On Investment」の頭文字を取ったものです。直訳すると投資回収と言った意味があります。

名の通り、投資をしてどれぐらいのリターンがあるかを示す指標です。

ROI = 利益 ÷ 投資額

で表す事が出来ます。基本的には%で表します。

20万円の投資をした結果、30万円になった場合は、ROIは150%です。
20万円の投資をした結果、10万円の利益になった場合は、ROIは50%です。

ROI自体に期間はありません。例えば、ROIが50%だとしても1年間の計測であり、2年目も継続して売上が立つのであれば、5年後にはROIが250%になっている可能性もあります。

ただし、基本的には2通りの使い方が一般的です。

  • 投資して1年後の状態
  • 投資した対象の効果が消える時までの状態

投資した対象の効果が消えるとは、5年で壊れる機械を購入した場合、5年後にどうなっているかです。

ROIでの投資は、株だけではない

投資と言うと株式や不動産などを思い浮かべる方も多いと思いますが、もっと広くとらえます。

新規事業立ち上げ・人を採用した時・新たな施策、企画を行う時など、ビジネスを推進していくうえでお金をかける時の事全てを投資と呼びます。

ROIを使う目的とは?

ROIを使う目的は主に3つあります。

  • 投資すべきか検討する際の判断材料
  • 投資を継続すべきか考える際の判断材料
  • 投資した後の結果を振り返るための材料

つまり投資をする前・途中・後に使います。

投資すべきか検討する際の判断材料

高額な投資の場合は、しっかり費用対効果が得られるのか検証しないと、大きな損失を発生させるかもしれません。

  • 便利なツールだから入れたい
  • スペックの高いパソコンを買いたい
  • 新しい人を雇いたい
  • この企画・新規事業を行いたい

このような時に、何となくよさそうだからOKにしてしまう事は危険です。

人を採用するなら、それ以上のリターンが見込めるかどうか検証が必要です。
新規事業は、収益構造を分析して本当に投資すべきか判断する必要があります。

投資を継続すべきか考える際の判断材料

新規事業を立ち上げてから2年目に突入する時や、サブスクリプションのように定額で払っているサービスを見直す際に判断します。

新規事業は、1年目からROIを100%超す事は難しいかもしれません。
ROI20%で拡大する見込みが見えていれば、遅くても5年で回収できるでしょう。

5年後もなくなる可能性の低い市場であれば投資を続けるという判断ができます。
新規事業も定額サービスのツールも、惰性で続けていると大きな損失を生む可能性があります。

しっかりROIを踏まえて判断したいところです。

投資した後の結果を振り返るための材料

20万のパソコンを買って、5年後に買い替える必要が出てきたとします。

次買う際に、また20万のパソコンを買うべきなのか、10万円のパソコンで良いのか判断するためには、過去に買ったパソコンのROIがどうだったかは検証すべきです。 もし、ROIが100%を下回っていたら見直しが必要です。

ROIのメリット

数字を元に具体的に投資を判断できる

ROIを使うメリットは、数字を元に投資判断出来る点にあります。

当たり前に見えますが、新規事業の時は、「楽しそう」「絶対成功する」といった主観で考えてしまいガチです。
また、業務ツールのようなものは、大変だから入れてほしい・入れた方が楽になるといった感情で考えてしまうという事があります。

そういった主観で決めてしまわない為に、ROIという数値を用いた指標が重要です。

導入した後の責任・目標になる

ROIは、投資をすべきかどうかの客観的な判断材料ですが、約束のような意味合いがあります。

導入する前に、この投資をすれば120%になるといった場合、それをクリアしなければならない使命感が生まれます

特に業務管理ツールのようなものは、導入したけれど社内に浸透せずムダになるという事が多く考えられますが、使命感によってムダになる可能性を低くする事が期待できます。

解約・撤退の時期が明確になる

  • もう少し行えば上手くいく
  • まだまだ諦めるには早い

こういった言葉が出てきた場合は、気持ちとしては良いですが、現実的には考えなければなりません。
投資をしたけれど、上手く回収できない時に、サンクコスト効果と言ってダラダラと投資をし続けてしまうという事があります。

1年でROIが20%にならなければ撤退というルールを作っておけば、投資を失敗した時の撤退が早くなる可能性があります。

ROIのデメリット

投資に対して否定的になりやすくなる

ROIのデメリットは、投資回収できなければ投資できなくなるという点にあります。

「えっ?」と疑問が湧くかもしれません。

一般的にはデメリットではなく当たり前の事ですが、昨今のビジネスにおいてはやってみなければわからないという事が多くあります
また、未曽有の出来事が相次ぎ、突然大きく投資回収できる可能性があるかもしれません。

ROIは、客観的に現実に数値を算出する為、このような可能性をつぶしてしまう懸念があります。

短期的思考に陥りやすい

ROIは、いつまでにどれぐらいのリターンがあるかを決めてしまいます。
その為、短期的に回収できるかどうかで判断してしまいます。

特に新規事業においては、1円稼ぐまでに時間がかかり、稼ぐ事が出来るようになってからは、一気に収益が増えていくという、ホッケースティックのような曲線を描いて成長していくというケースがあります。 ROIで、1年に20%といっても、ビジネスの内容によっては厳しいものも多いでしょう。

最後に

ROIは、客観的に投資を判断できる一方、可能性をつぶしてしまう事が考えられ、メリットとデメリット両方があるものです。上手に活用して良い判断を行っていきたいですね。

  • この記事を書いた人

りゅうじ

元ギター講師のWebマーケティング・ディレクター、事業マネジメントや新規事業の立ち上げなどを行う。趣味はディズニー・映画・読書・テニス・野球・芸術鑑賞・寺社仏閣巡り・写真・その他いろいろ。将棋はアマ2段。もっと人生を楽しく充実させるために、情報を発信中。

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