

・ビジネスフレームワークって、意味あるの?
このように、ビジネスフレームワークの必要性について疑問を抱いている方は多いでしょう。
私も以前同じように考えていました。また、周りで同じように発言している人も見かけました。
本当にビジネスフレームワークは必要なのか?
今回は、そんな疑問を抱いている方のために、大切な考え方をご紹介します。
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ビジネスフレームワークとは?
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主なフレームワーク
- 3C分析、自社・競合・市場を分析して戦略立案するもの
- SWOT分析、自社の強み弱みを知って戦略立案するもの
- VRIO分析、自社の強みの価値を知るモノ
- PEST分析、外部要因(世の中の要因)から、自社の対策を考えるもの
- SCAMPER法、1つのアイデアから、沢山のアイデアを導き出す方法
全て当サイトで詳しく紹介しています。他にも沢山あります。
ほとんどの物が、アルファベットそれぞれが、ある単語の頭文字になっており、順番に調査・考えていくというものです。
例えばSWOT分析は「S・W・O・T」の4つをそれぞれ考えると考えることが出来ますよ。」というものです。
それぞれ4つの頭文字は下記の通り。
- Strong:強み
- Weakness:弱み
- Opportunity:市場
- Threat:脅威
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ビジネスフレームワークは必要?大事な考え方
SWOT分析を見て、まぁ分かるけど結局使い方が分からない・なじみがないという方も多いと思います。
そういった方は、ビジネスフレームワークの必要性が分からないという方も多いでしょう。
結論、ビジネスフレームワークは状況に応じて必要です。
状況に応じて必要なわけとは?
そもそもビジネスフレームワークは、思考する時に使うツール(道具)です。
リアルな道具にたとえると、高枝切狭です。
高枝切狭は、庭がない家に住んでいる人など、高い枝が近くない人にとっては必要がないです。しかし、高い枝が自分の敷地内にあるという人には必要かもしれません。
SWOT分析も、PEST分析も、戦略を立案する時には必要ですが。反対に戦略を立てない時は不要です。
戦略立案でも、使う本当に必要はあるの?
高い枝を切りたいとき、高枝切狭を持っていなくても、木に登ったりすれば不可能ではないでしょう。同じようにビジネスフレームワークも、なくても戦略立案は出来ます。
しかし、そんな人を見たらこう思いませんか?
「せっかく便利な道具があるのだから使えばいいのに」
ここがポイントです。
ほとんどのビジネスフレームワークは、コンサルタントなどが多用します。
コンサルタントは、自分の会社でもなく、まったく会社の事を知らない状態から、限られた時間の中で戦略を考えなければいけません。
もちろん、実績を出せる具体的な戦略です。
そのような中で、しらみつぶしにその会社の状況を調べていたのでは、到底間に合いません。
そこで、SWOT分析のように4つの穴を埋めさえすれば、戦略立案が出来るフレームワークは重宝されます。
コンサルタント以外も必要なのか?
例えば「新規事業を考えて」「新規策を考えて」っと言われたときにどこから考えてよいのか分かるでしょうか?
もしわかるという方は、ビジネスフレームワークは不要です。
ただ、ほとんどの方が何から考えてよいのか分からず、まったくアイデアがでないか、出ても物凄く非現実的なものになってしまうでしょう。
そこで、考えなくてはいけない枠組み(フレームワーク)があれば、迷うことなく現実的なアイデアを考える事ができるでしょう。 そういった意味で、ビジネスフレームワークは必要です。
ビジネスフレームワークを使いこなすためには
ビジネスフレームワークは道具とお伝えしました。
道具ならば、使いこなすためにはどうしたらよいのでしょうか。
大きく4つの方法をご紹介します。
- ビジネスフレームワークの本当の使い方を知る
- ビジネスフレームワークを、他企業で使ってみる
- ビジネスフレームワークを、自社でも使ってみる
- ビジネスフレームワークを、使いやすいようにアレンジしてみる
ビジネスフレームワークの本当の使い方を知る
3C分析は、他のフレームワークと複合的に使う。
SWOT分析は、クロスSWOT分析を使って分析する
など、フレームワークには、ただそれぞれの項目を考えるというだけではなく、もっと具体的な正しい使い方があります。
道具と言っても、簡単に使えるわけではありません。しっかり使いこなせるように、本質的な使い方・価値を理解することが大切です。 当ブログでは、それぞれのフレームワークの使い方について、しっかりご紹介していますので、是非読んで頂いて理解していただけると良いと思います。
ビジネスフレームワークを、他企業で使ってみる
ビジネスフレームワークの本質・使い方が理解出来たら、実際の企業で分析してみます。
例えば、ローソンの経営者になったと想定して、セブンイレブンを超えるには、ファミリーマートなどと、どのように戦っていくのかを、フレームワークを使って考えてみます。
考えた結果と、実際のIR情報などに記載されている計画とどう違うのか。
また、考えている計画は本当に良かったのかを検証することが出来ます。
このようにすることで、道具を使いこなすことが出来るようになります。
ビジネスフレームワークは、使い方を知るだけでなく、使いこなせなければいけません。
模擬練習をして身につけていきましょう。
また、ビジネス本や、ビジネスの雑誌・新聞でも、企業の戦略の考え方や、戦略立案後の結果について書かれていたりもします。 是非色んな情報を見てみて、研究してみましょう。
ビジネスフレームワークを、自社でも使ってみる
他者で道具を使いこなせるようになってきたら、さっそく自社で実践してみましょう。
新規事業や経営戦略の場合は、経営層でないと提案できる余地がなく、意味がない事になってしまう可能性があります。
しかし、会社の戦略について理解し、考えてみることで上司・上層部が考えている事を理解できるようになります。
ぜひ実践してみてください。
また、戦略立案と言っても、営業戦略・広告戦略など少し特化したものに物使えます。
営業メンバー内で、自分の実績を上げるために強み・弱み・チャンス・脅威を考えておくという事も重要です。
身近なもので、フレームワークを使えないか考えて実践してみましょう。
ビジネスフレームワークを、使いやすいようにアレンジしてみる
ビジネスフレームワークは、繰り返しの通り道具です。
例えば、ギターは音楽を奏でるための道具ですが、家のオブジェ代わりにしているという方もいるでしょう。
道具の使い方は1つではありません。自分の使いやすいようにアレンジすることが大切です。
私の場合は、SWOT分析は日からすぐに使えるように、下記の内容を自問自答するようにしています。
- 弱みを強みに変える方法はないか?
- 強みを活かせるチャンスはないか?
- 弱みが、大きなピンチを招くことはないか?
本来であれば、SWOT4つ分析したうえで、問うべき質問です。
しかし、物凄い身近で小さいコトでは、4つ分析していることが時間の無駄という場合があります。
その為、だいぶ省いて根幹の質問だけするようにしたりしています。
他にも、フレームワーク自体を改善・改修してしまうという事も出来ると思います。
ぜひ、自分なりの使い方を考えてみましょう。
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さいごに
フレームワークは、本当に道具に過ぎません。使った方が良いタイミングで使いこなせるように準備しておくことが大切です。
ぜひ実践してみてくださいね。
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