YoutubeやTwitter・Googleなど色んなWebサービスを使っていると、広告が出てきますよね。
1回見ただけのサイトから何度も広告で追っかけられてしまう経験もあることでしょう。
そういったWebの広告は運用型広告と言われます。
Web広告市場は物凄い勢いで拡大しており、これからも注目の業界です。
今回は、そんなweb広告の運用を代行する企業について紹介します。
Web・ネット広告とは
Web広告は、2020年度には2兆円を超える市場規模になる可能性があります。
これらの広告は、テレビやチラシなどと違い、ユーザーの特性・行動に合わせて広告を表示する・しないを選べることができます。効果測定をしやすく無駄の少ない広告運用ができます。
一方で設定が細かく、仕様も日々変化していきます。一般の企業で運用することは非常に難しく、大変なので、広告の運用代理店が重宝されています。
Web広告の種類は主に下記の通り
SNS広告
LINE・Facebook・Twitterなどの有名なSNSに表示される広告です。主に公式アカウントや、画像を主とした広告を配信することが多いです。
SNSのユーザーはアカウントをもって使用しており、友達やフォロワーの状況が分かるため、見込み客のみにアプローチをかけるなどのターゲティング広告の質が高いのが特徴です。
なぜか、私が興味ある広告が出てくるなどの経験はありませんでしょうか。その人のSNSの行動履歴やプロフィールを元にターゲティングされています。
※個人情報が企業などに開示されているのではなく、年齢・性別・主な特徴程度を元に広告の配信設定ができます。
リスティング広告(Google・Yahooなど)
Google・Yahooなどの検索サイトにて、検索した時にでるサイト一覧の上部などに「広告」と表示されているサイトがありますよね。リスティング広告と呼ばれます。
「web広告運用」と検索した時に出るサイトは、このKWで検索された場合に表示させ、クリックされたら〇〇円払いますよ。という入札設定を行います。
基本的には、この入札金額の高い順から出ていきます。
1番目に表示された方が、クリックされる確率が上がり売上貢献につながります。ただし入札単価が高すぎると費用対効果が悪くなるため、他社と比べてギリギリ1位を狙える金額に設定する必要があります。
※厳密には色んな指標も含まれます。
何曜日の〇時~〇時までは配信を強化する。1度サイトに訪れた人に表示する。女性で20代の人にのみ配信するなど、広告配信する相手をターゲティングしたりすることもできます。
その他広告
求人の広告であれば、Indeed・求人ボックス。飲食店であれば食べログなど業種・目的に合った広告。
Youtubeなどの動画広告など物凄い種類の広告が他にも沢山あります。
それぞれに運用方法が異なるため、全てを把握することは難しいでしょう。
Web広告の代理店とは
様々なweb広告の運用に精通していて、企業の代わりに運用する代理店です。
GoogleやYahooなどの大手サイトでは正規の代理店や広告パートナーを募集しており、一定のレベルに達していると、その認定をもらえます。
仕様変更の最新情報や、細かい広告サポートをしてもらえるなどがあり、一般企業が社内で広告運用するより効率よくなる可能性が高いです。
また代理店により強みが異なります。例えばIndeedなどの求人の広告運用に強い所。食べログ・ぐるなびなど飲食店に強い所。webサービス全般に強い所などです。
広告代理店の収益構造
広告代理店の収入
代理店により様々ありますが、主に2種類あります。
- 1)毎月一定額を収めるケース
- 2)使った広告費の20%などを運用手数料としてもらうケース
主には2が多いでしょう。今月100万円の広告をかけた場合、20万円が運用手数料としてかかります。運用手数料は広告費の中に込みで入るか、別途かかるかあります。
広告費の中に入る場合は、80万円強が実際の広告費として使われ、その他が手数料になります。
広告費の外に入る場合は、代理店に支払うお金は120万円です。100万円が広告費として使われ20万円が手数料になります。
広告代理店の支出
支出の面は、比較的安く済みます。1人でパソコンさえあれば出来てしまいます。そのため、固定費もオフィス代やパソコン代など、その他は人件費程度で収まるため比較的安くなります。
一方で、キャッシュフローは気を付けなければなりません。
収益で100万の広告運用で20万の手数料の場合、まず100万を代理店が支払います。翌月などに120万を頂くために、1次的にお金がマイナスになってしまいます。
広告費自体がクレジットカード払いで翌月末払いなどでマイナスにならないケースも多いですが、状況によっては支払いが困難になり黒字倒産の可能性もあります。
銀行の借り入れや、既にある企業の資金などで賄うことで安定的に経営を行っているところもおおいです。
営業利益率を上げる工夫
なるべく広告費の多い大手などの運用を目指す。
運用型の広告は、企業の大中小や、広告費の高い低いなどで、運用工数の違いはあまりありません。
同じ工数なら広告費の多い広告運用をした方が、手数料収入が高くなるため、収益上安定します。その為、広告費の額によって担当者の人数や、サポートの体制が変わってきます。
まれに代理店の中では、広告費が一定の額を下回っていると受け付けないという所もあります。
Web広告運用の仕事について
広告を出す事業のビジネスモデルや市場を把握する。
- どういう広告内容(デザインやキャッチコピー)が良いのか。
- どういう属性の人に向けて訴求したいのか。
- 1人当たりの集客単価をいくらぐらいに設定したいのか
など、広告を出す事業のビジネスモデルや市場を把握する必要があります。
顧客の要望にそって日々運用をしていく。
1人当たりの集客単価が、高くなったり或いは少なすぎて、客数が落ちていないかなど日々分析していきます。
分析方法はそれぞれの広告サービスの管理画面内で見ることができますが、エクセルや専用のツールで分析をし改善していきます。
テレビCMやチラシなどと比べ、クリエイティブな作業というより、データに基づいて如何に多くPDCAを回していくかなど機械的な作業が中心です。
今後のWeb広告業界について
Web広告自体がなくなることは、当面ないでしょう。
むしろYoutuberなどが台頭しているように、動画広告が増えてきたり、新たなSNSサービスが始まれば、その広告運用をしていく必要が出てきます。どんどん拡大していく可能性があります。
しかし懸念点もあります。
AIが高度になり、代理店にお願いするレベルでなくなる恐れです。
それぞれの広告は広告予算にあった最適な運用をAIで自動で行ってもらえるようになってきています。Webリテラシーがそれほどなくても運用できるようになってきています。代理店に任せず自社運用にする企業も増えていくでしょう。
ただし、大企業やwebに弱い企業、単純に工数削減のため代理店に依頼するなどの需要がなくなることはないでしょう。
Webの広告運用代理業を目指すなら
Webの広告運用代理店に就職するのは、20代などであれば未経験でも十分なることができます。下記のポイントを抑えられるとよいでしょう。
- Webのリテラシーを高める。
- データ分析をできるようになる。
- さまざまな業界に興味を持ちビジネスモデルを理解できるようにする。
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