
ChatGPTなど生成AIが広く普及している2025年現在において、SEOの常識は変わろうとしています。今回はそんな、SEOの状態について考えていきたいと思います。
なぜ、SEOは終了?オワコン化するのか
わざわざ検索エンジンで検索して、見ず知らずのサイトにアクセスすることもなく、情報を調べられる世の中になってきているからです。
当ブログのように記事を書いて関連する記事をGoogleなどの検索エンジンにおいて上位表示化することで、集客を図るWebマーケティングの王道ともいわれる施策が、SEO対策です。
しかし、生成AIやSNSの台頭によって、ネット検索せずともAIが答えたり、SNSでいろんな人の投稿を見ることが簡単にできる時代になりました。特にGoogleにおいては、AIoverviewと呼ばれる検索結果の上部にAIの回答を表示する機能や、AImodeも広まっています。
結果的に、検索結果の上部のサイトにわざわざ訪れなくとも、知りたい情報を取得することができるようになっています。
生成AIやSNSの台頭によって顕在化されたSEOのデメリット
SEOには、大きなデメリットが2つ存在します。
SEO対策が得意な記事が上位化される
SEOで上位化するためには、調べたキーワードに一番適切でわかりやすい質の良い記事が上位表示化されることが基本です。しかし、実際にはSEO対策に熟知している専門家などが独自に対策した記事が上位表示化されやすい傾向にあります。
そのため、単により良い記事ではなく、SEO対策した記事が上がってしまうという欠点があります。
情報を確認するためにはサイト1つ1つに訪れる必要がある
検索して情報を取得するためには、検索して表示されたサイトに1つ1つアクセスする必要があります。記事のタイトルなどによって大まかに書いてあることはわかりますが、サイトに訪れなければ本当に取得したかった情報かはわかりません。
これは、友人がいる家を調べるために、とりあえず1つ1つ家を訪問してあてていくようなものです。InstagramなどSNSにおいては、さまざまな人の投稿を串刺しで見られます。結果的に利便性が高い場合もあります。
SEOは役割が変わるだけの可能性がある
そもそもSEOは効果が高すぎただけの側面も考えられます。
SEOは「〇〇とは」や、飲食店や観光地といった映像・画像のほうが伝わるようなものは、それぞれAIやSNSのほうが適しているといえます。
しかし、商品や重要な内容をしっかり理解したいときにおいては、時として誰かが書いた記事のほうが良い場合もあります。また、BtoBなどで商品を深く理解するときには、商品名で検索するような需要は減ることは少ないでしょう。
そのため、認知拡大から売上獲得までできていたSEOから、今後は指名検索など顕在層向けの対策に変わりつつある可能性があります。
SEOの今後どのように対策すればよい?
実際に今後どこまで衰退していくかは不明です。ただし、コンテンツがあることはメルマガやSNSからサイトに誘導させるときにも、受け皿となるため一定の重要度は保たれる可能性があります。そのため、引き続き対策には手を抜かずに行う必要があると考えます。ただし、従来のような高い効果を得ることは難しいでしょう。
生成AI対策はする必要がある?
AIoverviewなど生成AIの回答には参考元・学習元を表示されることがあります。
対策しないよりはしたほうがよいでしょう。ただし、SEO上位化されるとおのずとAIoverviewに引用されやすい可能性もあります。そのため、無理に生成AI対策をする必要はないと考えます。
検索対策としてはSNSも幅広く対策が必要
SEOは実際、記事だけではありません。画像やショート動画など、googleにおいてもさまざまな検索タブがあります。それぞれにおいて上位表示化をすることで、いろいろなチャネルからの集客が狙えます。ぜひさまざま検証してみてはいかがでしょうか。