・納期のない生活を送りたい
・納期があるから残業だらけ
こんな風に納期に悩んでいる人は、多いのではないでしょうか。
特にクライアントから受注して制作するような会社は、納期に追われる毎日を送っている事でしょう。
私も、Webデザイナー時代は、納期に追われ徹夜の毎日という時期もありました。
納期に追われる仕事は、精神的にきついのはともかく、体力的にも非常にシンドイですよね。
過重労働を強いられている方は、納期に追われる毎日という事が多いでしょう。
そんな方は、「納期のない仕事があったら…」と思う事も多いでしょう。
今回は、納期地獄から少しでも解消できる可能性をご紹介します。
納期のない仕事はある?
起業家・自営業・副業などの中でも1部を除いて、期限がない仕事はないと思います。
断言はできませんが…知る限りはないです。
ただし、対外的・顧客との関係性において納期がないという仕事はあります。
こういった仕事は、期限に対しては楽になる傾向にあります。
Web制作会社の場合は、1カ月で制作など納期があります。
しかし、アフィリエイターのようなサイト運営側は、納期はありません。
このような、顧客との関係性において納期がない。つまりビジネスモデル構造上納期がない仕事というのは、「徹夜しないと終わらない!」という事は起きず、仕事に一定の余裕が生まれます。
納期に追われる状況を少しでも打破したいという方は、このようなビジネスモデル構造上納期のない会社を目指すと、解消される可能性があります。
※以降の納期のない仕事とは、「ビジネスモデル構造上納期がない仕事」です。
ビジネスモデル構造上、納期がない仕事はどこにある?
非労働集約型、ストック型ビジネス・サブスクリプションモデル系の仕事などにあります。
この3つに共通する点は、労働時間と売上の相関関係が低い仕事です。
- 労働時間や、成果の数と売上の関係性が高い場合
売上を上げるために1時間当たりの生産性を上げ、売上を高めるという手法を取ります。
その為、厳しい納期が設定され、納期地獄になりやすくなります。 - 労働時間や、成果の数と売上の関係性が低い場合
仕事は量より質です。100時間の無駄な仕事より、1時間の結果を出す仕事が重要です。
その為、納期がない・もしくは厳しくない状態になります。
代わりに、結果が重要になります。 それでは詳しく説明していきます。
労働時間と売上の相関関係が強い仕事とは
まず、労働時間と売上の相関関係が強い仕事について説明します。
例えば、子供のころお父さんの肩たたき1回10円のような経験はありますでしょうか?
これは100円稼ぐなら10回肩たたきをするという事です。1回10分だとしたら100分行うという事です。
これは、時間と売上が比例していて、相関関係、むしろ因果関係にある仕事です。
ビジネスにおいては、ビルの建設業・Webサイト制作・美容院などが代表的です。
飲食店・小売店なども、基本的にお店を開けていれば顧客が来る可能性が高まるため、時間と売上の関係は強いものです。
労働時間と売上の相関関係が低い仕事とは?
イメージしやすいのは、駐車場です。
コインパーキングの中には、従業員がいないというところが多いですよね。
このような場所は基本的に従業員が24時間働こうが、1時間しか働かなくても売上には影響しません。24時間働いても、1台も利用されない場所にあったら売上は0です。
反対に、無人でもひっきりなしに利用されていたら、1日10分働いても数万・数十万の売上になるでしょう。
このような仕事においては、ビジネスモデルの構造上、納期がありません。
もちろん、社風・社内ルール上納期を設定しているという事はあるかもしれません。
しかし、構造上は今日働かなくても売上は立ちます。
私が運営しているこのブログも納期がない
ブログ運営には、納期がありません。1年更新しないのも自由ですし、毎日上げるのも自由です。
※ほぼ毎日アップしていますが…。
ブログは、記事が多い方が売上が上がる可能性は高まるため、労働時間と売上の関係性は0ではありません。しかし、記事が多ければ必ず売上も上がるというものではありません。
その為、一度集客が出来るようになり、売上が発生する状態になると、1週間休んでも売上は維持されます。
他にも納期が少なくなりやすいビジネス
- 無人サービス
- 賃貸マンションを貸す大家、スペース・ものを提供する人
- ネットサービス
納期・締め切りがない仕事のデメリットは?
納期に追われている人から見たら、ビジネスモデル構造上の納期・締め切りのない仕事は天国と思うかもしれません。
私自身は、本業の会社や、当ブログなど、それぞれビジネスモデル構造上の納期はなく、天国に感じます。
しかし、納期がない仕事だと合わない人も一定数あらわれるように、デメリットも多くあります。
仕事の質が問われ、実力主義になる
- 納期がある仕事で、売上を出す場合は極論多く働けばよいです。
- 納期がない仕事で、売上を出す場合は、質が重要です。
ミュージシャンでイメージすると分かりやすいと思います。
ミュージシャンは、売れる曲を作れなければ、収益は0です。100曲作成しても、1円にもならない事があります。反対に、1曲作成して物凄い印税を手にすることがあります。
ビジネスでいえば、月額読み放題・見放題のサービスも、ビジネスモデル構造上納期がありません。問われるのはコンテンツの質と量です。
納期のない仕事は、期限がない分、質を問われます。実力勝負である為、プロ意識・質への追及が大事になります。
納期がないという事は、時間からは解放される反面、質の呪縛にかかる可能性があります。
質に自信がある人は、納期のない仕事が向いているかもしれません。
反対に質に自信がない場合は、納期のある仕事の方が、一見辛いように見えて合っているかもしれません。
自分の意志と戦わなければならない
納期のない仕事でも、何も価値を生まなければ売上は出せません。
駐車場や大家といった業界でも、質の担保や顧客を獲得するための仕事はしなければなりません。
納期がないからと、ダラダラと仕事をしてしまうと、時代の流れが変わってしまうなど、取り返しがつかない状態になる可能性があります。
そのためには、ビジネスモデル上納期がなくても、仕事をスムーズにこなすために結局は納期のような制限は必要になります。これが、ビジネスモデル構造上ではなく、本当に納期がない仕事はないという理由です。
特に、サブスクリプションモデルや、アフィリエイターというものは、商品・サイトの質が問われます。
1日、2日仕事を休んでも売上に影響はありませんが、もし他社の方が優れている、価値が落ちてしまった時は、顧客離れ・売上の低下が発生します。
その場合には、顧客を取り戻し、売上を回復させるには、物凄い労力と時間を要します。
納期がないから納期に縛られる
納期がない仕事の中には、単純に「納期を設定していない」という事もあります。
それは、結局早く仕上げなければなりません。
特に同僚などがいた場合、同僚の仕事のスピードを比較されます。ほとんどの人は良い評価を得たいでしょうから、早くできるようにしていきます。 それが積みあがると、結局常に急いでいる状態になる場合もあります。
納期のない仕事を探すには
ビジネスモデルを理解することが大事です。
こちらの記事を中心にさまざまなビジネスモデルを紹介しています。
ぜひ、納期・締め切りに追われるのが嫌な方は、少しでも納期に追われる可能性の少ない仕事を目指してみてくださいね。
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