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ジョブホッパーとは?経験者が語るメリット・デメリットと考え方について

転職回数が多いと、日本ではよく思われないことがありますが、転職によってキャリア・給与を上げることもできます。

ジョブホッパーとは、転職を繰り返してスキルを高め年収を上げる方法です。

実際に転職をしてもしなくてもジョブホッパーとしての考えを持っておくことが大切です。

今回は、転職を繰り返す「ジョブホッパー」のメリット・デメリット。そして、ジョブホッパーを目指すポイントをご紹介します。

私は厳密にはジョブホッパーではありませんが、転職をすることによってキャリアを向上させてきました。その経験を元にジョブホッパーについてご紹介します。

ジョブホッパーとは?

2~3年などの短期間で、転職を繰り返す人の事を指します。

転職を繰り返すことを「ジョブホッピング」と呼び、その人を「ジョブホッパー」と呼びます。

日本では、終身雇用制が一般的であるため、転職する事・転職が多いことは、良い印象を受けることは少ないです。しかし、終身雇用制のない海外は、さまざまなキャリアを形成してきた転職の多い人は評価されることも多いです。

良いジョブホッパーと悪いジョブホッパーについて

ジョブホッパーには、良いものと悪いものがあります。

  • 悪いジョブホッパーとは
    職場の人間関係や仕事内容に不満と言った、ネガティブな理由で転職を繰り返すものです。転職回数が増えるたびに、給与が下がる。または上がらないケースです。
  • 良いジョブホッパーとは
    計画的に転職を繰り返し、給与や待遇の良い企業へ就職するケースです。

昨今では「ずらし転職」「ピボット転職」など、業種・職種のどちらかを固定したまま転職を進める書籍等が多く出てきています。

私のジョブホッパーの例

エセジョブホッパーかもしれませんが、私がジョブホッピングによって年収と待遇を大きく上げられた例を紹介します。

1.バンドマンからギター講師

私は、社会人になってもバンドマンを目指し続けたため、一般的な新卒のキャリアから大きく外れました。

そこから、まずは今まで身に付けたギター演奏スキルを証明できる形にするため、某大手音楽スクールのギター講師になりました。

2.ギター講師からWebデザイナー

ギター講師というビジネスでの教える経験と、作曲というクリエイティブ力を活かしてwebデザイナーになりました。

実際に採用された理由も、クリエイティブ力と実績がついたら後輩を教える立場になってほしいという理由でした。

webデザイナー時代は、MAX月150時間の残業という恐ろしい環境にいました。裁量労働制で特別に残業代は支払われません。ブラック企業と言って差し支えないと思います。

3.webデザイナーからwebマーケターへ

Webデザイナーでは、身に付けたWeb制作スキルと、バンドマンを目指していた時に行っていたSNSマーケ・ファン獲得のためのマーケティングスキルを元に、Webマーケティングという同業種・異職種に転職することが出来ました。

月の残業はほぼなく、環境的にもホワイト企業と言えます。給与は、時給単価にするとwebデザイナー時代の2倍以上になっていると思います。

それぞれ転職するごとに、私的には大きく収入アップを実現できました。ポイントは、1・2の間は異業種・異職種ですが、コアスキルを活かせたこと。2・3の間は、同業種・異職種というピボット転職ができたことです。

ジョブホッパーのメリット

人材としての希少価値が高まりやすい

1万人に1人の逸材になるためには、100人中1位になるスキルを3つ持てばよいという考え方があります。

ジョブホッピングによって、複数の職種をプロとして経験出来るため、希少価値を上げることが出来ます

例えば元営業マンのプログラマーです。一般的にプログラマーは職人でありPCと向き合う仕事に対して、営業は顧客である人と向き合う仕事です。求められるスキルが正反対と言っていいほど違います。

そのため、営業の気持ちの分からないプログラマー。プログラマーの気持ちが分からない営業マンがいます。両方の気持ちが分かりスキルを持っている人は、重宝されます。

まさにドラクエなどのゲームのように、さまざまなスキルを身に付けてレベルアップしていく事で、人材としての市場価値を高めることが出来ます。

さまざまな企業を知ることが出来る

1つの会社の身に存続していると、井の中の蛙状態になります。
つまり、その会社が一般的でありスタンダードだと思ってしまいます。

しかし会社ごとに大きく色が違います。やり方が違います。

私は、先ほどお伝えした通り月100時間の残業があるブラック企業(webデザイナー)と、月0~5時間残業のホワイト企業(webマーケティング)の2社経験しています。

すべてにおいて違いました。

正直ブラック企業の方が良いところもあります。
例えばブラック企業は業務量が多すぎるため、作業効率を徹底的に上げないと帰れません。そのための仕組みづくりなどが徹底されています。

ホワイト企業は、作業系タスクより思考系タスクの方が多く、作業効率は良くありません。
一方でミスに寛容でどんどん挑戦していく風土。残業をさせない為のビジネスモデルの設計・仕組みづくりが徹底されています。

2社経験したからこそ、業務の効率化の重要性。残業をさせない為のビジネスモデル・仕組みづくりの大切さなどを学ぶことが出来ました。

ジョブホッパーとして複数企業を経験するとより色々な企業の特徴から学べる事があります

スキルへの意欲が高くなる。スキル獲得が貪欲になる

転職しない人は、会社に依存することになります。会社が倒産の危機になると物凄く不安になります。

ジョブホッパーは、自分のスキルに依存します。スキルがない事が不安です。スキルがなければ、転職で失敗してしまうからです。

私も、スキル獲得することでジョブホッピングを成功させてきました。そのため今でもスキルに依存しています。

このブログを運営しているのも、自分のスキルを増やすためです。明日会社がなくなっても全く困らないように、新たなスキルを獲得していく事に貪欲です。貪欲というより必死です。

仕事へのストレス度が低い

繰り返しになりますが、ジョブホッパーは会社に依存せずスキルに依存します。会社がなくなっても問題ないように先を読んで行動します。会社が潰れる危機になろうが、嫌な上司がいてもあまりストレスになりませんいざという時はスキルを持って行動できるからです。

これは逃げ出せるという捉え方もできますが、不用意に怖がらず現実に向き合えるという事です。

業績が落ちかけた時、会社に依存している人は感情で動きやすくなります。誰が悪い・何が悪い・兎に角値下げ・どうしようなど…。

スキルに依存している人は、冷静に分析しどうしたら改善できるのか落ち着いて考えることが出来ます。
仕事へのストレス度が低いという事は、心の健康にもよいだけでなく結果的に会社への貢献にもつながります

私は今、すべての事業を統括した責任者です。私の判断が間違えれば会社を左右しかねない状況です。他従業員のために絶対に大きなミスは許されない立場です。逃げることなどできません。一方で家族がいるため万が一会社が倒産した場合は不安にもなります。

しかし、スキルに依存しているため、家族への心配はほぼ皆無です。会社と向き合えるからこそ適度な緊張感と余裕をもって仕事に取り組むことが出来ます。

ジョブホッパーのデメリット

スキルが中途半端になる可能性

ジョブホッパーは、会社の辞め時が難しいです。何をもってスキル習得というのか明確ではないからです。

1~2年の長短期間を繰り返すと、スキルがつかず中途半端になります。そうなると、給与など待遇は下がっていく事になるでしょう。一方で、10年同じことを続けても無駄かもしれません。

デメリットを打破するポイントは、常に未来へのアンテナを張っておくことです。

次に目指す業種・職種において必要なスキルはどの程度を求められるか考えておくことです。例えばプログラマーの人が営業を目指すのであれば、営業で求められるプログラミングの理解度を超えていれば十分でしょう。

※将来設計を立てるという事ではありません。スキルの価値や、求人は日々変化していきます。常にアンテナを張って起き、転職すべき時期が来たらすかさず移動できる準備をしておくという事です。

失敗すると年収が下がる可能性

ジョブホッパーは仕事のスキルさえ高ければ、年収が上がると思うのはNGです。
転職というのは失敗することもあります

仕事のスキルに加え、転職の考え方スキルを持っておくことが重要です。転職の時どういう転職をすれば年収が上がるのか、どうすれば待遇交渉が出来るのか、いつから転職活動をし始めればよいのか理解しておく必要があります。

企業から見たジョブホッパーとは

忍耐力がないと思われる

今の日本では、転職が多い=忍耐力がないと思われます。辛いから辞めた・大変だから辞めたのだろうと思われる傾向にあります。

転職では、明確な理由と根拠をお伝えし理解してもらえればマイナスになる事はありません。しかし、書類選考で競争率が高い場合などは、経歴の字面だけで判断される場合もあります。

すぐ辞めてしまうのではないかと不安にされる

どんなに根拠があって忍耐力があると思われても、すぐに転職をしているという事は、今回もすぐ転職すると思われてしまいます。ジョブホッパーは実際そういう考えを持っていると思うので仕方ないのない部分でもあります。

プロフェッショナルだと思われる

色んな会社を見てスキルを持った人が入ると、自社にないスキルを多くもっているプロフェッショナルだと思われる可能性が高いです。

またそのようなスキル・考え方を会社に取り入れることが出来れば、会社のレベルアップにもつながります。

今後、ジョブホッパーは当たり前になっていく

どんどんテクノロジーが進化し、どんどん新しい会社・仕事が増えていきます。

1つの会社にずっといることはリスクのような世の中になっています。

そんな中、転職することが当たり前の時代になっていきます。 年功序列のような企業も少なくなりつつあり、給与を大きくアップさせるためには、ジョブホッピングが重要になっていきます。

プログラマーなども、最初はHTML・CSSといった今ではプログラムとも言わないような簡単な言語から、データベースを扱うようなプログラムが主流になり、今ではAIなどが注目されています。10年後、20年後はさらに異なるプログラミングが求められてくるでしょう。

一方で、古いシステム・プログラム言語をずっと使っている企業もあります。業務が変わらないような会社にずっといる場合、いざ転職しようとしたときに市場価値はかなり低くなってしまいます。

100年時代を生き抜くためには、常にスキルをアップデートして常に求められる人材になっていなければなりません

ジョブホッパーを効率的に行うためには

転職する時にの軸を決める

「ピボット転職」や「ずらし転職」というキーワードも出てきている通り、転職は軸を決めて行う事が大切です。

軸とは主に二つで、業界と職種です。

同業種・異職種への転職

例えばWebデザイナーからwebディレクター・マーケティングです。

同じweb業界なので、専門用語や業界知識自体は同じです。Web業界はデザイナーよりディレクター・マーケティングの方が給与は高い傾向にあります。そのため、この流れは比較的多いです。

異業種・同職種への転職

法人営業から、消費者営業に転職などです。営業という根本的なスキルは変わらず売る対象や売るものが変わるだけです。

例えばペーパーレス時代で、企業向けコピー機の需要は落ちています。そういう時に、リモートワークを可能にするツールの営業などこれから伸びる業界に転職することで給与を上げることが出来ます。

年齢に合ったヒューマンスキルを身に付ける事

異業種・同職種であっても、年齢が高まってくると、いつまでも前線で営業するわけにはいきません。

マネジメントスキルや、目標達成に向けてチームを引っ張るリーダーシップなどのヒューマンスキルが問われていきます。 ずっと1~2年の転職を繰り返すのではなくヒューマンスキルを身に付けるためのキャリア設計が重要です。

常に求人サイト・転職エージェントには登録する事

ジョブホッピングを成功させるためには、時流に乗る事・また時が来た時に直ぐ行動できることが重要です。

その為には、常に求人サイトをチェックして、他の企業がどんなスキルを求めているのかを知る必要があります。
また転職エージェントに登録することによって、自分の市場価値を客観的に見てもらう事によって、転職の時期を考えることが出来ます。

転職するかどうかにかかわらず、1年に一回くらいは自分の市場価値・自分が今転職するとどれぐらいの価値があるのかを知っておくことは大切だと思います。

最後に

  • 良いジョブホッパーとは転職を繰り返して給与・待遇を向上させること
  • 転職を繰り返す人は、今後日本で増えていく可能性がある
  • 常に転職情報・スキルを学び、何時でも行動に移せる準備をしておくことが大切
  • この記事を書いた人

りゅうじ

元ギター講師のWebマーケティング・ディレクター、事業マネジメントや新規事業の立ち上げなどを行う。趣味はディズニー・映画・読書・テニス・野球・芸術鑑賞・寺社仏閣巡り・写真・その他いろいろ。もっと人生を楽しく充実させるために、情報を発信中。

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