仕事では、どんなに意欲があったりしても、やる気が起きない時はありますよね。
正直仕方のない事だと思います。
しかし、長期的に続いたり、仕事に支障が出てはいけません。
今回は、どうしても仕事でやる気が起きない時・人のために考えたいポイントをご紹介します。
仕事でやる気が出ない時の5パターンと対策
仕事でやる気が出ない時の5パターンについて、対策を紹介していきます。
- その仕事の意味・意義の捉え方が違う。分かっていない時
- 仕事量の問題:業務量が多い、責任が重すぎる
- 仕事の自信の問題:仕事に自信がない
- 会社の問題:会社・人間関係が嫌だ
- プライベートでの心身の疲れの問題
その仕事の意味・意義の捉え方が違う。分かっていない時
やる気が起きない人の一番の問題と言えます。
その仕事・作業の意味や意義そして目的が分かっていないパターンです。
- 仕事にやりがいがない
- 仕事が楽しくない
- 仕事の目的、目標がない・わからない
と言った人が当てはまります。
どんな小さい仕事、どんなに人が嫌がる仕事でも、意義があるはずです。
具体例として、あるイソップ寓話をご紹介します。
イソップ寓話「3人のレンガ職人」の話
世界中を旅している人が、ある町外れの一本道で3人のレンガを積み上げている男に出会います。
それぞれの男に対し旅人は「ここで何をしているのですか?」と質問します。
- 1人目の男
「レンガを積み上げている。朝から晩までレンガを積み上げている。
なぜこんなことしなければいけないのか。」
と愚痴をはいています。 - 2人目の男
「大きな壁を作っている。
この仕事のおかげで家族を養えている。仕事があるから家族を養える。」
と仕事に感謝していました。 - 3人目の男
「歴史に残る大聖堂を作っている
ここで多くの人が祝福を受ける。何て素晴らしいんだろう」
と幸せそうに仕事をしています。
3人とも同じレンガの積み上げ作業をしています。しかし、捉え方が大きく違います。
1人目は嫌々やっています。2人目は仕事にやりがいはないが感謝の気持ちを持っている。
3人目は意義を理解し楽しく仕事をしています。
やる気を出すためには3人目の視点になる事が大切です。
どんな仕事でも3人目と同じ考えを持つことが出来ます。
例えばトイレ掃除も、汚い仕事と思う人もいれば、快適にトイレを使用してもらえる最高の仕事と思う人がいるでしょう。
もし、今の仕事に夢や目標がなければ、その仕事がどのように人の役に立つのか。
そしてどんなに素晴らしい事なのか考えてみるとよいでしょう。
ガードマンも暑い日も寒い日も雨の日も風の日も外にいて大変です。
しかし、ガードマンがいなければ交通事故で亡くなる人がいるかもしれません。
そうなると悲しい目に合う人が現れます。ガードマンはそれを防いでくれているのです。
私たちの幸せを守ってくれているのです。なんて素敵な仕事なのでしょうか。
このように仕事の意義・意味の捉え方を変えたり、理解することで仕事のやる気を高める事が出来ます。
あなたの仕事の意味はなんでしょうか?
仕事量の問題:業務量が多い、責任が重すぎる
どんなにやりがいのある仕事でも、業務量が多すぎてたり、仕事の責任が大きすぎて、精神的に疲れやる気が低下することがあります。
この場合は、気持ちの捉え方で乗り越えるのはオススメできません。
なぜなら、無理をすると心も身体も壊してしまう可能性があるからです。
対策方法としては主に下記の通り
- やる事とやらない事を明確にする
- 仕事の優先順位を付ける
- 作業の進め方を工夫して効率化してみる
下記にて詳しく紹介しています。
仕事量・業務量が多すぎてツライ!悩んだら考えたい4つの視点と対策方法
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仕事の自信の問題:仕事に自信がない
仕事に自信がないとやる気も低下してしまいます。
- 仕事上手くいくか不安
- 仕事でいつもミスばかりで自信がない
- 仕事でいつも怒られる
のように思っている方は要注意です。
仕事で自信がないのに、自信あると思う事は難しいですよね。実績や経験があって自信はついてくるものです。
しかし、自信を持つ方法があります。
それは「自分の可能性に自信を持つこと」です。
どんな人でも仕事でミスはします。どんな人でも完璧はなく未熟です。
しかし、ミスなど経験をしていけば、実力がついていく事は十分に考えられます。
今のミスは、将来出来る自分になるための1歩というように、自分の可能性に自信を持ちましょう。
大丈夫です。読んでくださっている人の多くは社会人になれているのです。
小さいころ社会人になる自分をイメージできていたでしょうか。それでもなれるのです。
どんなに怒られ・ミスしても、いつか一人前になれると自分の可能性に自信を持ちましょう。
会社の問題:会社・人間関係が嫌だ
上司・部下・同僚など人間関係が嫌な場合。会社の雰囲気があっていないなどで、やる気が起きない場合。
人間関係はどの会社・どの団体にいても起きうることです。
- 仕事は仕事と割り切る。
- 他人は変えられないし、他人は他人と気にしないようにする
- 仕事の目的を達成するために集中する
- 人事部などに相談して環境を改善する
- 仲の良い同僚と接する機会を増やし、嫌な関係は極力減らす。
最悪転職もよいですが、人間関係が悪く転職というのは、転職先でも起こり得る可能性があるため危険です。
病気になってしまうほど辛い場合は、転職すべきですが、そうでない場合は、気持ちや工夫して乗り越える事が大切です。
プライベートでの心身の疲れの問題
仕事でやる気が起きない理由として、プライベートでの出来事の影響があります。
恋人と喧嘩した。子供の進路や親との関係などさまざまなプライベートの問題が、仕事にも影響する場合です。
業務中にも考えてしまい集中が出来なくなります。
このような場合はプライベートの問題を片づける事が大切ですが、仕事でやる気が落ち問題が起きたら今以上に辛くなるという危機感を仕事に向けることで意識を変えるとよいでしょう。
もしくは、単純作業など無心になって集中できる業務を行い頭の中をリセットするというのも効果的です。
日頃からプライベートの問題が仕事に出ないよう、心のケアを行う事も大切です。
また、体力が落ちてやる気が持続しないという方は、プライベートで運動をすることも大事です。
最後に
結局どれも考え方次第です。3人のレンガ職人の話でもある通り、1つの事をどう感じるかでやる気も変わっていきます。
どんな仕事も誰かを幸せにしているはずです。幸せにするという事は幸せなことです。
誰かを幸せにするために仕事をしましょう。