物凄く細かく希望条件があって、希望に合う求人が見つからない
そんな風に、明確な希望条件がない人、ありすぎて整理ができない人は意外と多くいます。
転職する時に、希望条件の優先順位を付けることは非常に重要です。
なぜならば、理想中の理想の求人は滅多にないからです。
必ず良いところがあれば、悪いところがあります。何かの希望条件を手に入れるためには、何かを妥協しないといけないケースが多くあります。
妥協しないでいると、結局良い求人が見つからなかったり、ハードルが高くて入社できない事があります。
転職でより良い成功を目指すためには、今回の転職で希望条件は何であるか、そして以下の3つのどれかを明確にすることが大切です。
- 絶対に譲れない条件
- 最悪譲ってもよい条件
- あったら良いの条件
なぜ、希望条件を整理して、優先順位を付けることが重要なのか
希望条件とは、求人を取捨選択するための指標になります。また、応募する際の優先順位を付ける事にもつながります。
希望条件が明確でないと、採用担当が良い人だったりの雰囲気だけでこの職場良いかも!と勢いで入社を決意して後悔してしまうケースがあります。しかし、指標があることで冷静に判断することができますので、転職の成功確率を上げることができるます。
また冒頭でもお伝えした通り、すべての希望に合致する求人は滅多にありません。本当に譲れない条件と妥協しても良い条件などが明確でないと、転職を失敗してしまう可能性があります。
- 希望条件をしっかり見つけられていない場合
内定を得た後にアレやコレや気になり入社を悩んでしまい誤った選択をしてしまう可能性があります。
例えば給与と雰囲気が良く入ったが、実は残業はすごく多い点を軽視していて後悔するなど。 - 希望条件が多すぎる場合
本当に自分に合った最適な求人を見つけられない場合があります。
実際に見た希望条件がありすぎて、多すぎてしまって失敗したケース
転職者の経歴などを踏まえると十分良い雇用条件の求人をせっかく内定得るところまで行ったのに、転職者の多い希望条件の一部にあっていなく内定辞退しました。その後もっと良い求人を探そうとしたところ、あるものの内定得るところまで進めず、あの時の企業に入っておけばと思った時にはもう遅い状態になりました。
そして、内定を得ることができた企業より雇用条件の悪い企業に転職を余儀なくされる状況になりました。結局交渉の末、現職に留まることができ一件落着となりました。しかし、あと一歩で負のキャリアになるところでした。
このように希望雇用条件を整理できていない優先順位ができていないとミスマッチの転職につながる可能性があります。慎重に決めていきましょう。
希望条件の種類と見つけ方
そもそも希望条件の種類が分からない方も多いのではないでしょうか。
給与と残業ぐらいは気にする方が多いと思います。
ここでは、とにかく希望を洗い出しましょう。優先順位は気にせず、モレなく出すことが大切です。
大きく4つに分けて紹介します。
- 給与などの雇用条件・待遇
- 会社の場所、規模、状況
- 仕事内容
- こだわり条件
給与などの雇用条件・待遇
給与・残業・福利厚生などの待遇がどうかという指標です。
給与
いくらで働きたいのでしょうか?
給与はいくら以上絶対欲しい。これぐらいは理想など額で分けるのもオススメです。
また給与の内訳は、基本給と手当・見込み残業などに分かれています。残業手当抜きでどのぐらいなのか。残業込みでどのぐらい貰いたいかの希望があるとよいでしょう。
給与の額は経験・スキルやその業界の相場もあります。自分の目指す業界で市場価値以上の給与を希望条件としては失敗してしまう可能性があります。どのぐらいの給与をもらえそうか、同業界・同職種などの給与相場を把握するとよいでしょう。
仕事時間・日
どのぐらい休みたい、働きたいのでしょうか?
残業や、休日出勤、休みの多さなどです。多い少ないも重要ですが、給与にどのように反映されるのかも重要です。
例えば介護職の場合、夜勤は16時~8時までだったりします。日をまたいだ出勤した翌日は、出社扱いになるのか休み扱いになるのかで、実質休める時間も変わってきます。
残業・仕事時間がどのぐらいが良いのか、またどういうルールが良いのかを希望はありますか?
福利厚生
一部の業界では、雇用保険や厚生年金がないなどがあります。
自分の理想とする福利厚生があるのかはしっかり把握しましょう。
基本的には、「最低限あればよい」という人もいますが、具体的にどれがあるとよいのかは把握しておきましょう。
会社の場所、規模、状況
通勤時間:会社の場所はどこで、どのぐらいの通勤時間が良いのか また、転勤があるのかないのかなど
会社の規模・状況
男女比はどのぐらいが良いのか。会社は大手が良いのか、ベンチャーが良いのか。安定しているところが良いのか、今は不安定だけど成長する可能性のある所が良いのかなど。ベンチャーだと、主力になり得る確率が高いですが大変で不安定だったりします。
その他には、理念・雰囲気などもあります。どのような会社がよいでしょうか。
仕事内容
- その職種でもどういう事をやりたいのか。
- どういうキャリアを目指していけるところが良いのか。
- 営業なら外回り、インハウスなど職種での希望ルールはあるのか
- どういうポジションがよいか。
細かすぎてもいけませんが、具体的にどのようなことを行いたいか希望はあるでしょうか。
「Webデザイナーになりたい」などざっくり希望はあるとして、具体的には何をしたいのでしょうか。webデザイナーにも下請け、自社サイト運営、エンタメ系などなどあります。
こだわり条件
求人サイトなどに「こだわり条件」という項目があります。この部分の希望条件です。
例えば、主婦(夫)が多い職場が良い。託児所があるところが良いのか、細かい希望はありますか?
希望条件に対して3つの優先順位に分ける。
前章で、出し切った希望条件を3つの段階に分けます。
- 絶対譲れない希望条件
- なるべくほしい希望条件
- あったらよいぐらいの希望条件
絶対譲れない希望条件
求人を探す際に基本的に妥協してはいけないポイントです。
ここを妥協すると転職した後、後悔することになる内容は、絶対譲れないものです。
ただし、自分の市場価値以上・要望が強すぎると求人自体がなくなってしまうので要注意です。大まかには3つぐらいあるとよいでしょう。
なるべくほしい希望条件
絶対譲れない条件を満たすのであれば、譲れるもの。ここの線引きは非常に難しいです。
ポイントは、入社する直前を想像して不安になるかどうかです。
不安にならないのであれば「なるべくほしいもの」不安になるのであれば絶対譲れない条件かもしれません。
例えば、「給与が良く雰囲気が良かった!残業がネックだけど…。なんとかなるか!」といった状況。
入社直前で、やっぱり残業気になるな。入社後に、やっぱり残業は辛い辞めたい。
という事になってはいけません。
残業がなければ、給与は少し下げてもよい!のであれば、残業が絶対に譲れない条件。
給与○○円以上は、絶対条件。しかし○○円以上は理想ぐらいで良い。のように考えましょう。
あったらよいぐらいの希望条件
絶対条件、あったらよい名の条件に当てはまる求人が複数ある場合は、あったらよいなの条件がどれぐらいあるかによって選ぶのもオススメです。
しかし、あったらよいなの条件は基本的に捨てる覚悟で求人を探したほうが良いでしょう。
まずは、絶対に譲れない希望条件に合致するかを必ず見るようにしましょう。
希望条件を3つに分けたあと注意したいこと
絶対譲れない条件には、優先順位を付けない事
絶対譲れない条件内での優先順位はつけるべきではありません。他のサイトや転職エージェントでは、要望されることがあるかもしれませんが、優先順位はつけない方が良いでしょう。
なぜなら、絶対譲れない条件は、譲れないので優先順位がありません。全部優先です。
絶対条件が高すぎたり、どうしようもないときだけは優先順位を付けて考えるべきです。
しかし、そうでない限り優先順位を付けて妥協してしまうと、転職して絶対後悔することになります。
その為、絶対譲れない条件と、それ以外の条件は明確に分けることが大切です。
面接後などの一時の感情の揺れで希望条件を変更しないこと
面接後などに、対応が良かった。面接官がいい人だった!といった理由で、希望条件忘れて入社を決めないようにしましょう。
面接のバイアス(先入観)がかかっているかもしれません。面接での状況は1つの判断材料として、改めて希望条件とどれだけあっているかを踏まえて、冷静に判断しましょう。
希望条件に当てはまる求人が少ない時は、慎重に条件を下げること
少しずつ、条件を下げて探してみましょう。転職は、入社した直後は待遇が良くなくても1年頑張れば、希望条件以上になる事も十分あり得ます。
入社時点での条件と、入社して長く働いていくうえでの条件の2つを考えたうえで、条件を下げていくとよいでしょう。
それでも希望条件がない。見つからない時はプロに相談しましょう。
希望条件がないなどの時は、転職エージェント・コンサルタントに相談し、もっと具体的に条件を変えるなどしましょう。特に転職は焦ると条件を度外視して決断してしまう事もあり得ます。第三者に相談することでより確実な転職にしましょう。
おススメは下記のサイトです。
まとめ
- 希望条件は、一度すべて洗い出す。
- 希望条件は、譲れないものとそうでないもので分ける事。
- 譲れないものに関しては、優先順位を付けず安易に条件を下げない事