今より状況が悪化したり、後悔したくない。
そんな風に思っている方多いのではないでしょうか。
当たり前ですが転職は、今までの環境を変える事です。
小中高・大学と新しい環境になる瞬間はドキドキワクワクでも不安がありましたよね。 転職も同じです。「不安・怖い」感情があって当たり前のことです。
特に転職は、前より悪くなる可能性もあります。家族などで養う人がいれば尚更不安になります。
しかし、転職を考えるのは、何かしら今の会社・環境に問題・課題があるからですよね。
転職しなければ改善される可能性は少なく、今よりもっと悪くなる可能性もあります。
結局、転職してもしなくても将来のことは分かりません。ただし一歩踏み出さなければ、変わることはできません。
今回は、転職が不安で怖くてなかなか踏み出せない方に対して、不安や怖さを和らげるための方法を、ケース別にご紹介していきます。
転職活動する前の段階での不安
転職活動する前の段階。つまり今の会社を辞めるかどうかも迷っている状態です。
ここで不安になるポイントは下記だと思います。
- 良い求人は見つかるのだろうか
- 今この会社を辞めてしまってよいのだろうか
- 今会社を辞められるだろうか
- 転職して失敗しないだろうか。今より悪くならないだろうか
本質的には、今の状態と将来の状態を比較して、今の方が良いのではないかという悩みが多いと思います。これは、現状維持バイアスといって「リスクを避けるには現状維持が良い」と思ってしまっている状況です。
ここで、不安に感じている方はとてもラッキーで正しい状態です。素晴らしい状態です。
なぜなら不安に感じず、今の会社を勢いで辞め転職に失敗する人は多くいるからです。
じゃあどうすればよいのか。
今の不安は主観的になっているので、客観的に見てみることが大切です。
客観的と言っても、同僚や家族・上司などの意見ではありません。
同僚や家族・上司たちは、あなたの事を真剣に思っていての意見や発言をしていただけるはずです。が、それぞれその方の立場のバイアス(先入観)がかかっています。
例えば、上司や同僚であれば辞めてほしくないという感情があると、転職に対してはネガティブな意見の方が出やすくなります。
家族であれば、仕事から帰宅したあなたの状況に不安を感じるか、給与など家族としての心配を踏まえて転職すべきかどうかを判断します。
この意見はどれも大切で参考にすべきですが、あなたの市場価値や転職状況を理解したうえでの意見ではない可能性が高いです。
客観的とは、主に2つあります
- 実際に求人サイトなどで仕事を探してみる
- 転職エージェント・コンサルタントに相談する事
実際に求人サイトで仕事を探してみる
あなたの経歴状況を見て、今よりキャリアアップできる・待遇が上がる求人がどの程度あるか、実際に探してみましょう。面接など本格的な行動をしてみてもよいですが、まずは求人があるかどうか市場分析する事をオススメします。
もし、見合った求人が全くなければ、転職を待った方が良いです。
自分の経歴で足りない部分があれば、明確な基準(営業で〇〇の実績を出す)を決めてまずは到達してから行動しましょう。
見合った求人が沢山あれば、本格的に行動する準備を始めましょう。
転職エージェント・コンサルタントに相談する事
転職についてのプロに意見を聞くという事です。基本的に無料で転職についての相談や求人紹介をしてもらえます。プロからの意見を聞くことで、本当に転職して大丈夫なのかダメなのかが分かります。
転職エージェント・コンサルタントは、その方の希望通りの転職は無理な場合ハッキリと言うところが多いです。
この方たちも仕事ですから、売上の為に働いています。紹介できない人に対して時間をかけることはしません。 転職が無理か、希望条件を下げないとダメなど言われます。
もし希望条件を下げると今の会社より悪くなるのであれば転職を辞めたほうが良いかもしれません。転職エージェント・コンサルタントの場合、転職を辞めたとしても料金を取られることはありません。
転職活動をしている途中で怖いと不安になるとき
ここでは、既に退職をしてしまって転職活動をしている方に向けてです。
主に下記のような悩みがあると思います。
- 本当に辞めてしまってよかったのだろうか
- なかなか良いところが見つからなくて焦る
- 良い求人はあるが転職先がなくて焦る
これらの不安は、大きく2つにわけられます。
- 後悔をしてしまう不安。
- 上手くいかなくて焦る不安
転職活動中に、後悔をしてしまう不安
過去に戻ることはできません。今より条件が落ちるところしか入れなくても、2年後・3年後は今よりもっと良くなるかもしれません。
後悔するのはまだ早いです。
後悔しないように努力するにはどうすればよいかをよく考えましょう。
そして、周りと比べない事です。転職しない人もした人も皆悩みがありますし、不安があります。
みんな仕事が辛くても転職という一歩が踏み出せない人が多い中、一歩踏み出せたあなたは行動力があって素晴らしいのです。失敗しても行動力と勇気に合わせ、自信を持っていればきっと大丈夫でしょう。
転職活動が、上手くいかなくて焦る不安
こちらの場合は少し厄介です。まず焦らないことです。
焦ると最初に内定貰えた企業に入ってしまいます。最初に描いた希望雇用条件を無視して良いと思ったところに入社してしまい失敗につながる事があります。
転職者の多くは、今・今後1年以内など短いスパンで考えがちです。
急いで転職して1か月後2か月後は良いかもしれません。しかし、それでつらい目にあって5年後10年後に影響が出るのであれば、今は耐えることが重要です。転職できなくて厳しい期間があっても焦らず転職活動を行うことが大切です。
出来ることは、金銭面なども含め本当に限界になる転職期間を算定し、それまでに何ができるのかをスケジュール化して行う事が大切です。
そして、今の希望条件が高すぎるのか、どこまでが譲れるポイントでどこまでは譲れないのかを明確にする必要もあります。
この場合も、転職エージェント・コンサルタントに相談することが大切です。できれば複数サービス登録するのが良いでしょう。
就職が決まり、入社するまで怖いと不安になるとき
無事就職が決まって入社するまでは、本当に不安になりますよね。私も転職した時は物凄く不安でした。
ポイントは、大きく問題ない求人であれば、前を向いて頑張りましょう。ですが、ずっと引っかかる部分があるのであれば、立ち止まりましょうという事です。
- この会社で本当によかったのだろうか
- 本当に役に立つのか、活躍できるのか
- 会社がブラックだったらどうしよう
- 上司や同僚はどんな人なのだろうか
こんな風に思うと思います。ここでの対策は主に3つあります。
- 他の求人を見ることは辞める事
- 転職活動する時に、決めた希望と照らし合わせる事
- 妥協して決めた企業の場合は、それが3年5年続いても耐えられるかを確認する事
入社する直前に、他の求人を見ることは辞める事
基本的に誰しもが不安になります。一番良くない不安は、今より良い求人を見つけてしまった時。
絶対に今より良い求人はあります。しかし受かる保証もなければ、良いと思った求人が本当に良いかどうかも分かりません。ほとんどが無駄に迷うことになります。
入社する企業が決まった時点で他の求人を見ることはオススメしません。
一方で他二つは確認した方が良いでしょう。
転職する前に叶えたいと思っていたことと照らし合わせる事
今回入社を決めた企業が、転職を始める時の希望とあっているか考えましょう。
転職活動している間に、希望がどんどん変わってしまったり、当初の希望を無視してしまう場合があります。
それ自体は悪くないことですが、転職を決意した時の理由・希望を無視した状態ですと入社してから後悔するかもしれません。転職を決意した時の状況を思い出して見つめなおしましょう。
問題がなければ、あとは信じて前を向いていきましょう。
妥協して決めた企業の場合は、それが3年5年続いても耐えられるかを確認する事
転職が厳しく妥協を余儀なくされた場合は、その妥協した部分が5年続くとしても耐えられるか考えましょう。
例えば、「多少仕事はきつくても給与が良いところ」で決めた場合。残業が多い可能性もあります。残業が多くても本当に大丈夫ですか? それが5年10年続いても大丈夫ですか?
ただし、仕事で責任を持たされるのは嫌など、正直どの企業でも言える事であれば考えるのは辞めましょう。まずは企業に入って活躍することが最優先です。
入社したばかりの時で怖いと不安になるとき
入社したばかりの時で、怖いと不安になるときは主に2パターンあると思います。
- なじめなくて、慣れなくて不安な時
- 絶対違うところに入社してしまったと思う時
なじめなくて、慣れなくて不安な時
なじめなくて、慣れなくて不安になるのは、転職や部署移動の経験などが少なかった人にありがちです。
この不安を打破するためには、まずは小さくできる成功を見つけ、それを積み上げるようにしていきましょう。
例えば、初日は仕事がダメだったとしても、同僚と仲良くなったら合格。次の日は、仕事で最初の部分だけ上手くいったら合格。このように、明日ほぼ確実に達成できると思う事を1つ1つクリアしていきましょう。
その積み重ねが、自信となり仕事に慣れる近道になります。 小さなこと1つクリアしたら他がダメでも1歩進めたことを喜びましょう。
絶対違うところに入社してしまったと思う時
何となく違う。思っていたのと違う場合は、今までと違う企業に入ったので感じることもあります。まずは、企業・仕事にしっかり慣れる事を優先しましょう。
しかし、明らかにブラック企業に入社してしまった場合は異なります。
転職してすぐに辞めるという、いわゆる転職の失敗してしまうと経歴にキズが付くことになります。が、次の面接の時には、「私の不甲斐なさで誤った転職をしてしまいました。その反省を踏まえて御社に応募しました」のような感じで、正直にお伝えすれば多くは不利になりません。
自分の身を守るためにも即転職を決意しましょう。「3年我慢しろ」という言葉がありますが、明らかにブラック企業であれば関係ありません。
ただし、すぐ辞めるか、1年待つかなどは冷静に考えましょう。ブラック企業といっても定義はありません。その企業でスキルアップに繋がるのであれば修行だと思って働くのもアリだと思います。
明らかにひどい場合は労働基準監督署に相談しに行くこともおススメしますが、転職エージェントにも相談して良い転職時期・計画を考えましょう。
最後に~お勧めの転職エージェント~
何回か転職エージェント・コンサルタントに相談することをオススメしました。
相談するのは無料ですし、結果転職しなくても良いのですから、活用しない手はないです。
活用してみてダメだと思ったらその瞬間利用を止めればよいのです。人生の岐路になる転職ですから、少しでも情報源を増やしておくことをオススメします。
その中でも、2サイトをご紹介します。