・転職したいけどどうしよう。
・今辞めてよいのだろうか
こんな風に、転職を迷った方に行動を移す前に考えておきたいポイントをご紹介します。
結論、転職をしてもしなくても未来の事は分かりません。
それならば、自分が少しでも納得できる選択をすることが大切です。
その為に、転職を考えたらまず考えたいポイントをご紹介します。
是非最後まで読んで頂き、転職をするかしないかの判断に役立てていただければと思います。
転職に迷ったら、今の問題・課題を整理してみる
最初にやるべきは、何で転職したいのか考えを整理することです。
整理する時は下記のポイントを考えてみましょう
- なぜ今の会社が嫌・ダメなのか
- 転職をしてどういう将来にしたいのか
- 自分のスキルは世の中にどこまで需要があるのか
- 転職のタイミング・時期は良いのか
なぜ今の会社が嫌・ダメなのか
転職したいという事は、今の会社に何かしら理由があるはずです。
ポジティブな理由でもネガティブな理由でも構いません。
今の会社のどこに不満があるのか考えてみましょう。
- 人間関係
- 給与など待遇
- 仕事内容
等が考えられます。この時、なるべく具体的に考える事が大切です。
「上司が嫌だから」「仕事がつまらないから」と言った理由では、転職に失敗する可能性が高まります。
なぜ仕事がつまらないのか。内容がいけないのか。環境がいけないのか。より具体的に考えましょう。
今の会社の嫌・ダメな理由が具体的に出たら、3つのポイントで確認
- 今の会社特有の問題なのか?ほかでも同じではないのか
- 今の会社内で改善することは出来ないのか
- 他責思考になっていないか
例えば人間関係の問題。社長が直属の上司で、パワハラ・セクハラがひどいといった場合は、改善する余地は低いでしょう。
しかし、同僚と仲が悪い、上司がパワハラ・セクハラをする場合は、人事部に相談するなどすれば変えられるかもしれません。
辞める覚悟があるのであれば、まずは相談してみる事をオススメします。
もし、会社特有の問題で、社内で改善することが難しければ転職して問題ないでしょう。
また「他責思考になっていないか」は大事です。仕事ができないのは「誰かのせい」。仕事がつまらないのは「誰かのせい」のように、他人を責める他責思考になっている場合は、転職しても解決できない可能性が高いです。
なぜなら他責思考は自分に責任があると思えない思考になっているので、転職しても上手くいかない事があると再び他責思考になる可能性が高いからです。
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転職をしてどういう将来にしたいのか
転職した先にどんな未来を望んでいるのかを考えましょう。
つまり「転職の目的・転職の成功とはなにか」を考えるという事です。
辞める理由はネガティブであった場合、辞める事までは致し方ないかもしれません。
しかし、次の会社に応募する入社するにあたっては、「なぜ応募するのか」「なぜここで働きたいのか」が明確でなければなりません。
1年後、3年後、5年後、10年後、30年後と将来をイメージしてみましょう。
30年後などはイメージしても当てはまる事はないかもしれませんが、特に1年・3年・5年後にかけては具体的にイメージできるとよいでしょう。
そのイメージから逆算した転職になるかどうかが重要です。
- 年収はいくらぐらい
- どういう勤務形態
- どういう仕事をしたいのか
- どんな役職に就きたいのか
この辺りを具体的に出来るとよいでしょう。
もし、出世欲がなければ、なるべく規模の多い会社の1従業員となる方が良いかもしれません。
出世欲が強く会社を引っ張る、仕切るディレクターやマネージャーになりたい場合は、それを求めている会社・或いはまだ小さい会社の方が速くなれるかもしれません。
年収は、個人の能力もありますが、大きくは職種・職業で決まります。
どのような年収が欲しくて、それをもらうためには、何のスキルがどれぐらいあればよいのか考えてみましょう。
自分のスキルは世の中にどこまで需要があるのか
自分のスキルが転職市場でどのような価値があるのか考えることは非常に重要です。
過剰認識や、過小認識ですと、どちらも幸せな転職を得られない可能性があります。
会社内での評価と、世間の採用としての視点でのスキルは異なります。
特にその会社内の特有の業務・やり方に対してスキルが高くても、世間的にはスキルの価値が低いかもしれません。
反対に、会社的には特質したスキルではないが、世間的には高いスキルもあります。
例えばシステム開発会社のプログラマーは会社内では1プログラマーかもしれませんが、世間的には高い価値を生む場合もあります。
この点は、自分一人で客観的に見ることは非常に難しいです。
客観的な事実を知るためには、転職エージェントサービスを活用することをお勧めします。
経歴などをみて無料で相談に乗ってもらえるサービスです。
特に転職に迷ったら、行動に移す前に相談することが良い使い方だと思います。
転職のタイミング・時期は良いのか
転職にはタイミングがあります。それは景気的な世の中の時期もありますが、個人としてのタイミングもあります。
景気など市場のタイミング
景気・市場のタイミングに関しては、例えばコロナの今のタイミングでは採用活動を止めている企業も増えているため厳しい可能性があります。
ただし、就職氷河期が悪いという事もありません。不況でも採用できる企業=経営が安定している企業の割合が増えている可能性もあります。
自分にとってどのタイミングがよいかです。
個人のタイミング
就職して1年たっていないような場合は、早期離職とみなされる場合があります。
また、大事なプロジェクトを行っているときであれば、プロジェクトが完成してからの方が実績アピールになる事もあります。
まだまだ企業で成長できる可能性が豊富にあれば、もう少し成長出来てから転職する方がキャリア的には良くなるでしょう。
もちろん、精神的に病んでしまうような企業の場合は、体を壊す前の今この瞬間が良いタイミングかもしれません。
転職する前に知っておきたいポイント
一時的に収入が低くなる可能性がある
転職する方で多いケースは、今の給与と同じかそれ以上ほしいという前提で転職するケースです。
しかし、今の会社の給与は、今までの実績・勤務年数などが加味された額である可能性が高いです。
その場合、転職でリセットされて給与が下がる可能性があります。
私が転職のエージェントをしていた時も、かなり見られたケースです。
転職して給与が上がるのは、給与相場の高い職種や業種に変える事か、そもそも今貰っている給与が相場から見て少なすぎるケースのどちらかです。
同じ職種・同じ業界であれば、ほとんどのケースで年収は落ちる可能性があるでしょう。
ただし、一時的という考えができます。一時的に下がってもその中で活躍できれば、もとより高くなる可能性もあります。
転職で全てが解決することはない
もっと楽に働きたい!もっと好きな事をして働きたい!と思って転職する方は注意です。
転職は、今の安定した給与や職場を手放す代わりに、人間関係をリセットしたり新たな業務が出来るように、何かを得る代わりに何かを捨てるという「トレードオフ」の関係です。
転職で全てが完璧になるわけではありません。
この考えであった場合は、今の環境の幸せに気づいていないかもしれません。今の環境の良いところを上げてみて転職したらそれが消える前提に立って転職するかしないかを考えた方が良いでしょう。
会社を辞める前に、行動をすることが大切
転職は良い求人があるかどうかも分かりません。また、求人があっても内定をもらえるかどうかも分かりません。
それがどんな期間を要するかもわかりません。
退職してから転職活動をする場合、転職を後悔しても元には戻れません。
その為、確実に退職する意思があったとしても会社を辞める前から行動をしましょう。
在職している会社が忙しく転職するタイミングがなければ、転職エージェントなどを活用して代わりに求人をピックアップしてもらえたり、面接設定してもらえることもできます。
必ず退職する前に転職活動を始めましょう。
年下が上司になる可能性がある
気にしない人は問題ありませんが、転職をするという場合は年下の方が上司になる可能性があります。
年功序列という言葉自体が古くなってきている通り珍しくない話ですが、気にする方は心構えが大切です。
転職しないというリスクもある
スキルが上がらないまま年齢だけ上がる危険性
もし今の会社では世間的に見るスキルが全く上がらないような仕事を続けている場合は要注意です。
特に単純作業と言われるような業務でずっと続ける場合です。
40代過ぎてからの転職になると、職務スキル以外にもリーダー性・マネジメント能力や、それに伴う実績が必要
になります。
しかし、単純作業しかやってきていなかった。パソコンは苦手というままだと、転職の難易度が上がります。
また転職が出来たとしても大きく給与が下がる可能性もあります。
今の会社でずっといても、一向にスキルが上がらないのであれば転職しない方がリスクかもしれません。
一生その会社に留まる可能性
転職しないという事は、辞めたいと思ったその会社に居続けるという事。
前項のように気づくと年齢だけが上がってしまったり、不況の波が来て転職のタイミングを逃したりなんてこともあります。
他にも、社内の環境で辞め辛い雰囲気になってしまったりと辞めるタイミングを逃してしまいます。
その場合、長期的に、最悪一生その会社に居続けなければいけません。
精神的に辛いなどの場合、体を先に壊してしまう可能性もあります。
転職する時のリスクはありますが、その代わりに得られるものもあります。
本当に転職すべきタイミングであれば、早めの行動が得策だと思います。
最後に
当記事では、考えるポイントをお伝えしました。
結局転職した方が良いのか、しない方が良いのか分からないと思います。
それはその通りで、個々によって違います。転職した方がよかったか、しない方がよかったかは一生分かりません。
ただし、今回ご紹介したポイントを考えることで「納得」した転職を行う事は可能です。
「納得」が出来るとよい転職活動を行える可能性もあります。
是非良く考えて判断してください。
また、私は改めて転職エージェントサービスの活用は強くお勧めします。
正直メリット・デメリットありますが、無料なので転職を考えた時点で使わないという選択肢はないと思います。
転職エージェントがデメリットばかりであれば、サポートを終了してもらえばよいのです。
転職に迷ったらまずは活用ください。
下記に私からのオススメのリンクは掲載しますが、登録も納得するところ・または複数登録してみると良いと思います。